アクセス:JR東北新幹線「八戸」下車徒歩 分/JR八戸線「本八戸」下車徒歩11分/バス 八戸市中心街方面行き「八戸中心街ターミナル(①〜④可)」下車徒歩1分(①三日町前)
踊りに行くぜ!!Ⅱ八戸公演実行委員会は、社団法人八戸観光コンベンション協会、株式会社BeFM、株式会社八戸テレビ放送、商店街振興組合 三日町三栄会、八戸商工会議所、株式会社まちづくり八戸、八戸市十三日町商店街振興組合、青森県立八戸東高等学校、八戸警察署、八戸消防署、株式会社アイズ、有限会社サウンド・クリエイト、八戸市で構成されています。
八戸では、一昨年前に、鮫の第1魚市場で開催して以来2度目の開催となります。前回の「踊りに行くぜ!!」で、しびれて泣いてしまうほどに、惚れ込み、是非また八戸で開催したいと思っていました!
はっち(八戸ポータルミュージアム)のオープニング期間に開催できて夢のようです。この機会に、沢山の方に、八戸にお越しいただき、「踊りに行くぜ!!」Ⅱ八戸公演と八戸を楽しんでいただけたらと思っています。
お待ちしています!
(ハーティ)
八戸はどんなところ?
八戸はご存知の方も多いと思いますが、東京駅から北に向けて走る東北新幹線の最終駅にあたる地域です。現在は、八戸駅から更に北西の地にある青森駅までの延長工事が行われていて、もうまもなく開通(2010年12月予定)するというので、現地では大変話題になっています。位置的には、青森県の南東、太平洋側沿いにあり、すぐ南は岩手県。そういう地形や立地に影響するところがあるのか分かりませんが、八戸を訪れるとまず感じるのは、人々のオープンマインドな気風です。寒い土地にはあまり想像しにくい、屋台街や空き地になった場所でのオープンカフェイベントのようなものが、本当に寒い時期でも、とても賑わっていて驚きます。できるだけ外に出て、人と触れ合うのが好きな人たちが多いのかもしれません。最近はB級グルメグランプリで連続入賞を果した郷土料理「八戸せんべい汁」が記憶に新しい方も多いと思います。確かに、寒い冬でも、あのせんべい汁をすすれば、身体の芯からほっこりとしてきます。
Background 八戸と「踊りに行くぜ!!」の出会い
そんな八戸で初めて「踊りに行くぜ!!」を開催したのが、2008年vol.9のことです。そのときの経緯や様子はJCDNうろうろブログで紹介していますので割愛するのですが、巨大な魚市場を舞台に繰り広げたダンスを、延べ800人のお客様が観に来てくださいました。市長さんも大変喜んでくださり、また、街中でも人々のうわさになるくらい、衝撃的な出来事として受け入れられたそうです。
(当時の様子は、以下のブログをぜひご覧ください! リハーサル1/リハーサル2/公演)
はっち準備室リーダーのベンさん。踊りに行くぜ!!vol.9
のとき、舞台監督で回転客席を用意してくれた方です。
ちょうど競りが始まったので、見学。威勢のいい声が
飛び交うが、何を言っているかほんとに分からない。
そのときの地元主催、踊りに行くぜ!!八戸公演実行委員会の組織団体のひとつが、八戸市が現在、気合を入れて準備を進めている八戸ポータルミュージアム‘はっち’の開設準備室です。市の直轄事業で、実際に市役所の中の、まちづくり文化観光部の中に八戸ポータルミュージアム‘はっち’開設準備室が設けられています(正確には、08年度の段階では八戸市総合政策部 中心市街地活性化推進室の名でしたが、10年に改編された)。
‘はっち’開設準備室の方々から、魚市場での「踊りに行くぜ!!」開催以来、この‘はっち’のオープニング(2011年2月11日)にあわせて再び「踊りに行くぜ!!」を開催したいとの熱いラブコールをいただいていたことから、今年の開催地のひとつとなりました。
八戸ポータルミュージアム‘はっち’ と「踊りに行くぜ!!」II ふたつの目的はピッタリ!
ダンスインレジンス 作品制作〜発信まで!
「八戸ポータルミュージアム‘はっち’」は、全国的にも初めてに近いのではと思うのですが、パフォーミング・アーツのレジデンス事業が可能な施設です。今まで、美術のアーティスト・イン・レジデンスは全国にいくつか存在していましたが、劇場(シアター)の機能を持ったパフォーミング・アーツのためのレジデンス施設は外部に開かれているものでは、ほぼなかったと思います。
‘はっち’がうまく活用されれば、国内外の舞台芸術関係者にとっては、作品制作に専念できる日本国内のレジデンス施設として、日本の先駆的な例になるのではと期待しています。そのオープニング事業のひとつに、<つくる>ことを目的にチェンジした今年の「踊りに行くぜ!!」II で開催させていただけるのは、JCDNにとっても非常にタイムリーで嬉しいことでした。
建設中のはっち内部を見学させてもらう。
踊りに行くぜ!!vol.9 4月下見より。
上_はっち準備室のベンさん、ハーティ、ビョンさん。
下_JCDN神前、実行委員長の塚原さん、JCDN佐東
今後改めてリポートしますが、Bプログラムで制作する山田珠実作品は、「踊りに行くぜ!!」II 公演に先駆けて、‘はっち’オープニングで別バージョンを上演することになっています。
また、「踊りに行くぜ!!」II が開催される時期(2011年2月19日・20日)は、青森冬の3大祭りのひとつ、「八戸えんぶり」(国重要無形民俗文化財)の開催時期と重なります。私たちもまだ本物のえんぶりを見たことがなく、非常に楽しみにしているのですが、ビデオで見たり現地の方のお話を聞くと、地域に残る民俗芸能としてはかなりしっかりと地域コミュニティに根ざした形で継承されているお祭りで、それこそ、えんぶりを踊る組の地域では、ご年配の方から子供まで家族総出で祭りの準備をするそうです。豊年満作を祈るこのお祭り、800年前から現代に脈々と受け継がれているというから、そのスピリッツが感じられそうです。
えんぶりについてはこちら(2011年の日程はまだ発表されていないようです。)
一見、なんのつながりもなさそうな八戸えんぶりと「踊りに行くぜ!!」ですが、どちらにも「踊る」という共通点がありますね。さて、どんな化学反応?が生まれるのか、楽しみにしていてください。
‘はっち’は、八戸の新しい魅力を創り出す場として誕生します。「いろいろな得意分野の人たちが‘はっち’に集い、まちの歴史や伝統を大事に想いながら、新しい価値を生み出していく…(はっち広報誌のリトルプレスより)」
「踊りに行くぜ!!」II も、‘はっち’で新しい価値を創造し発信することで、八戸の人やまちと、新たな関係を作っていけたら面白いなと思っています。(JCDN)
踊りに行くぜ!!vol.9 八戸ベンさんと回転客席
踊りに行くぜ!!vol.9 八戸集合