A・B 2種類のプログラムの公募を2010年5月より開始し、6月15日締め切りました。
Aプログラム38件、Bプログラム22件の応募がありました。
公募要綱はこちらからご覧いただけます。
過去に上演されたことのある作品ではなく、新作のアイデア・コンセプト・イメージを公募します。
また、総合舞台芸術としてのダンス作品を創るひとつの方法として、本プログラムAでは振付家1名だけではなく、作品制作を担う複数の構成メンバーによる応募を対象とします。
特に、作・構成・演出など、作品の持つ世界観をどのように観客にみせたいのかを担う役割を、振付家のみの視点ではなく、多角的な視点での作品制作方法をとりいれた作品を募集します。
最近よく行なわれている“参加者を主体としたクリエイション・ワークショップ”から更にダンス作品としての完成度を追求し、開催地で募った出演者と作品制作する試みを行います。
出演者は、開催地主催者と相談の上、最終的に選出されたアーティストが決定します。
また、具体的な制作方法として、出演者の身体性や特色を活かした振付の趣向・演出を重視することに留まることなく、作品を制作するアーティスト自身が、たとえば、その土地への歴史・文化・風土・地形・などの特色をリサーチし物語を紡ぎだすなど、多角的な興味や入口から作品を制作していくアプローチ方法や、アーティスト自身のオリジナルな制作方法論を用いた作品制作を目指すものです。
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)により、
応募書類・映像資料による選考を行いました。
1次選考を通過された方を対象に、2010年7月10日(土)・11日(日)の2日間、
京都にて選考委員による面接を行い選出しました。
小倉由佳子(伊丹/アイホール ディレクター)
スウェイン佳子(福岡/NPO法人コデックス代表)
田中勉(八戸/「踊りに行くぜ!!」八戸公演実行委員会)
中島諒人(鳥取/鳥の劇場主宰・演出家)
吉田千加(松山/松山・踊りに行くぜの会)
佐東範一・水野立子(NPO法人JCDN ディレクター)
※BプログラムのJCDN推薦枠
鳥取と八戸
鳥取(鳥の劇場)では、<鳥の演劇祭3>で上演する作品を「踊りに行くぜ!!」IIのBプログラムとして、リメイクして上演するという企画を立てました。公募の日程でアーティストを決めると、鳥の演劇祭での上演に時期的に間に合わないため、先に推薦アーティストとして選出しました。
八戸は、開催会場となる“八戸ポータルミュージアム【はっち】”のオープニングイベント事業として「踊りに行くぜ!!」が開催されます。八戸市民によるコミュニティダンス作品をBプログラムとして上演するほか、「踊りに行くぜ!!」公演に先がけて2月11日のオープニングでは別バージョンを上演します。
オープニングと踊りに行くぜの2バージョンを、あらゆる世代の市民を集めて創るという大規模な内容のため、このような経験のあるアーティストを推薦しました。