出演:大西幸介 松山愛果 吉村理沙 高橋亜由美 樋山桃子(愛媛大学)
久留島彩織 佐藤桃子 中村仁美 矢内原由佳 重松彦輝(松山大学)
星加昌紀(松山)
振付家・ダンサー。ソロ、男女デュオ高橋砂織との「ハニーサクル」、男2人三浦宏之との「星三っつ」で活動中。「踊りに行くぜ!!」にはVol.3,4,5,7,10に、同アジアツアーVol.2,3に参加。松山大学ダンス部のコーチもしており、大学生に振付けた作品には「男体行動」「掃除倶楽部」「心配昨日」「Blossom」「11月吉日」がある。ダンススタジオMOGAでも毎年作品を発表中。子ども達や、障害のある人とも踊る。「踊りに行くぜ!!」_では矢内原美邦作品にダンサーとしても出演予定。松山を拠点に多岐にわたる活動を展開中。
「コトブキイブキ」は、2008年、松山にあるダンススタジオMOGAでの発表会18作品の中1つで、コンテンポラリー星加クラスの作品として、発表しました。作品をつくる上で、まず与えられた作品時間が7分以内であること、あと、上演会場が観客数、およそ1000人の規模であるということ。この2点はかなり、悩みの種となりました。最終的に、2分ほど伸びたのですが、7分!しかない。エントリーしてくれた出演者は10人。大学生と社会人混合の男性2人、女性8人。10人で7分。一体何ができるのか。観客1000人。どうやって見せるのか。つくるプロセスで「コトブキイブキ」という言葉が頭の中に見え、紆余曲折の末に辿り着いたのが、10人で7分かけて1つの目的に向かって全身を使って進む。ということ。その目的とは、2人の人間が出会う瞬間。
初演時の作品コメントは、
一人じゃないこと。一つになれないこと。
冷たい空気が温かい空気の中にとけてゆく。
それを描くために、一つの流れが二つに分かれながら最後にまた一つになるかもしれないという 全体像にし、ダンサーを1人ずつ矢継ぎ早に登場させながら刻一刻と動きを変化させ、10人が1つに繋がった瞬間、空間を移動しながら5人づつの2組になり、背中の上を移動する、股の間をくぐる、誰かを待つ、運ぶ、支える、突き飛ばす、等々、他人の体を介在しながら、1人で、2人で、、3人で、4人で、5人で、リレーのようにただひたすら前の進んでいく。そういった動きの連続性を振付の意図としました。ラスト、最後の残された2人が出会うのか、出会わないのか。ハッピーエンドを期待する感覚が「コトブキイブキ」なのかもしれません。自分としては、「イブキ」には呼吸もありますが、いのち、生活といったイメージがあります。ダンサー曰く、「見た目以上にかなり体力的にきつい」らしい作品です。
今回、「踊りに行くぜ!!」_で地元作品ということで、再演のチャンスに恵まれました。松山には、愛媛大学Dance AZ,松山大学ダンス部という頼もしい大学生ダンサー達がたくさんいます。体力勝負の作品なので、両大学から5人ずつダンサーを起用してみては?そう思い、それぞれの大学の顧問の先生、コーチと相談し10人!決まりました。
大学生の体力ははたして、どれくらいなのか。稽古が今から楽しみです。
福岡地元コミュニティダンス作品
財団法人福岡市文化芸術振興財団が主催する“コミュニティダンス公演「47memories」”が、2010年11月21日(日)に開催されます。
出演者は、子どもからシニアまで幅広い世代の福岡の皆さん総勢100名以上。
地元の振付家・ダンサーとともにグループごとにワークショップを積み重ねて作品を創り上げ、ホールやロビー、楽屋、階段など市民会館全館のあらゆるところを使って上演するものです。
この作品の一部を再構成して、「踊りに行くぜ!!」Ⅱ福岡公演で上演する予定です。
作・振付・構成・演出:中西ちさと
出演:重里実穂 福井菜月 中西ちさと
ドラマツルグ:笠井友仁(エイチエムピー・シアターカンパニー)
「僕を忘れないで。」
ある日、私のもとに届いた手紙は忘れていた記憶を呼び覚ます。
色づき始める前の、無色透明だった頃。
いつだって一緒だった私の分身。私の影。私自身。
いつのまにか泡のように消えてしまっていた私の中の「僕」。
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まだ性がはっきりとわかれていなかった頃から自身の性を意識した時の、感覚と心理状態の再現を試みる。
ウミ下着
2007年中西ちさとを中心に結成したダンスパフォーマンスグループ。妄想を喚起させ、五感に訴える身体表現を目指して大阪を拠点に活動を始める。女心のように時にポップ、時にアングラ風と作品ごとに表情をころころ変える。関西を中心に活動中。
2007年11月「穴」(connect vol.1参加作品) 於:芸術創造館/2008年1月「うつしよの吾が海」(卒業制作) 於:近畿大学会館 「あの娘の食卓〜manner mode」(卒業制作) 於:近畿大学会館/2008年12月「咲かせてみて」(なにわ橋駅!ダンスサーカス参加作品) 於:なにわ橋駅コンコース内 アートスペースB1/2009年3月「少女は不幸がお好き」(大阪市主催・芸術創造館マンスリーシアター) 於:芸術創造館
2009年10月水都大阪 水辺の文化座 ダンスバザール参加/2010年エイブルアートカンパニーCM出演 中西・福井/2010年4月About a___vol.1「あの娘の部屋に行こう」於:シアターsenka(イロリ村)/2010年10月「あの娘の部屋に行こう。」(神戸学院大学グリーンフェスティバル はじける、女子力参加作品)於:神戸学院大学 メモリアルホール
http://umishitagi.fem.jp/
中西ちさと
ウミ下着主宰。振付・演出家、パフォーマー。1986年兵庫県出身、大阪府在住。大学在学中に踊り始め、1年後から大学内で創作活動を始める。2007年のconnectに参加した後、本格的に活動を開始。 創作において、女性的視点から作品を創ることに重きを置く。
福井菜月
1986年三重県四日市市出身。大学在学中にコンテンポラリーダンスに出会い、ウミ下着結成時から現在に至るまで全作品に出演。また、役者としても活動中。
重里実穂
1987年大阪府出身。2006年より踊りをはじめる。ウミ下着の他にも淡水、MOSTROでダンサー出演。赤子としてソロ活動やライブペイントも行う。