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タケヤアケミ作品クリエイションブログ

03.22

SOS お疲れさまでした

皆様,

さて、福岡,伊丹公演を終えて,東京,恵比寿のライブへ車で移動中に起こったあの揺れがまさか,こんな大惨事になるとは思っての他,被害を知れば知る程胸が痛みます.被害者の方には心からお見舞いを申し上げます.

青森の実家へ帰る予定を変更して今は京都で避難してるのか,なんなのかというとりとめのない状態で過ごしてます.なんとか30日のウイーン行きの飛行機が予定通り飛んでくれることを祈って、あと残りわずかの日本滞在を有意義に過ごしたいと思ってます.

今回,短期間での福岡での創作で作品をとにかく会ったこともな い,応募で選ばれた若者達とどう接するかなどいささか心配しつつ も帰国して以来.とにかく,準備してきた案よりも,直感で得た案を繋いでいかざるおえなかった.それは 短期間でできること,できないことの駆引きを各人がとにかくやってもらわ くては困るんだという意気込みが最後まで続いて、その私のエネル ギーが作品の主要エネルギーとして発信しつづけることなくては成立しなかったと言えます.

また,福岡スタッフの方によるリハーサ ル室,リハーサル 時間の十分な計らいのお陰と,出演者が私の要求に忠実に答えてく れたことで,創作が思った以上に進展して、意外な内容展開をしな がら作品が構 成されました.ダンス経験がない人も居て、ダンス というものの身体性,パフォーマンス性に視点を置き,出演者の個 性を十分生かしたことで,ダンス技術保持者の”技術を振り 付け”と いう施しで舞台化するという”お繋げの作品”ではなかったわけ です,出演者がこなせない私の課題に何か練習の為のアイディアを別に考えたりして,このメンバー,この作品での基礎的な身体をまずどこまで助長するかは大変な課題でした.しかし,それは,新たに動くということを私自身が出演者とのリハー サルを通して学 ぶ事ができたので,大変貴重な機会を持てたと思ってます.

それぞ  れが与えられた課題に真摯に取り組んでくれた姿に感動して何度か 涙も流してしまった私です.さてチームワークがもの凄くよかった ことも幸いしたこと,スーパーナチュラル個性かつ前向 きな精神の 持ち主でも在る出演者達故に、とてもスムーズに物事が運んだ様に思えま す.映像の泉山さんとも創作の相性が良かったので思ってみなかっ た映像効果をコラボレーションで作り上げることが 出来たのも有り 難いことでした.

この短期間での創作と公演はやはり,コンセプトや リーダーシップがはっきりしてる作家でないとこなせないのではな いかと思われます,或は,速い判断と決定がなされないと,しないと成り立たないのでそれは多少のストレスたるものですが,挑戦でもあります.それを作家がやりたいかやりたくないかにもよります.約20日間のとても密な時をほぼ一日中2 4時間,創 作することで過ごせたことは喜びでした.日常から離れて稽古と創 作だけに没頭できるのですから.しかし,一つは短期間故にゲネで も作品が進展.つまりは舞台上での細かな演出 は,進行表に詳しく かけないままで,舞台監督さんに書類無しでの舞台実現になってし まいました,それを私が書いてる余裕が本当にありませんでした.それに関して はお詫びを致したいと思います.スタッフの皆様,すいません&ありがとうごさ いました,

まあ切迫感と共にできた作品ですが,磨きがたりません、勢い や熱だけじゃなく細部をこなす洗練さ,そして,動機を自己挑発す ることなどの鍛錬などが必要です,若い出演者の方 ー 人としてまず立つこ とも,人と して生き抜く自分を見いだしていくことはもちろん大切です.とに かく,作品は実際に公演されればされる程,慣れてしまうというこ ともありますが,どう舞台に立つかのモットー, 演出の突き詰め方 を得たなら、磨きを増していきますので,今回,2カ所の劇場 だけで終ったのは,誠に無念,もっと公演したかったです.とにか く,再演でき るならしたい作品です.

それと,私がかつて,ソロで活動してできた作品,モチーフなどは どんどん,伝承の意味も含めて機会があったらどんどん若い方に演 じて頂きたいなと思います.また,ワークショップで デモンスト レーションをできるとかの機会を地元の方々とできたら嬉しい限りです.

それでは,また,写真や動画などのアップを私の方からもしたいと思います,よろしくどうぞ.

とにかく,JCDNや福岡のスタッフ、出演者,コラボレーターの方々には感謝しております.
また会えるのを楽しみにしております.
やはり,どこかで再演したいです!!

タケヤアケミ


02.20

SOS#200111 ラフ構成

作品の流れが徐々に固まってまいりましたね。その分覚えることもどんどん増えてまいりましたし福岡公演まであと一週間というところまで来ましたので、この調子でテンポよく次の段階に進めれるよう覚書を作成したいと思います。お時間のある方は私の足りない文章にイメージトレーニングで補ってくださいませ。

作品スタート>>

場面1A#
タケヤさんのアナウンスの後、1番竹之下さんから順にビデオマイクに向かって名前・年齢・コメントを言っていく。
(この時前の方が出たら遅れないようすぐにポジショニングすること。)
再びタケヤさんの作品説明。その間スタートラインから半分のラインより前へ出ないようにしながらウォームアップ。
軽く走ったり、ジャンプしたり、その時こっているところを伸ばしたり…。
タケヤさんの台詞:「1番、はい、囲む。」で、31の動きスタート※。
(※長くなるのでNo.2に書きます。)

場面1B#
31番暗示する。が終わり次第着替えに入る。各自持ち物をライン上に持ち運び始める。ある程度着替え終わったら隣の人同士で直しあいチェックする。
終わったら再び位置について、反射する。をしながら前に進み写真を撮ってもらう。マッシーから順に抜けていき、四角形の位置にポジショニングする。

場面2A#
マッシーのギターソロが始まってから、ライン上に亮さんと加奈子のデュオスタート。とどめを刺したところで元一さんと交代。加奈子はゆっくり腰を左右に振りながら抜けていく。
元一さんと亮さんのデュオが真似る段階まで入ったら加奈子はが4つ足で歩きながら半円を描く。デュオが終わって正座したところで加奈子がズカズカ入って打ち倒し、マッシーと交代。

場面2B#
男性組のトリオスタート。じゃんけんから元一さんをリフティング、ぐるぐる回して倒すところからインプロ。
亮さんは笑い声、元一さんは悲鳴、マッシーは叫び声(?)担当。
マスクを剥がされたら声を出さずにそのまま続ける。(Up&Downを忘れずに…)
メトロノームの音と共に加奈子が侵入してきたら終わり。

場面2C#
加奈子が全てのものを配置し終わり、外に抜けたら男狩りゲームスタート。元一さんはまずメトロノームへ。
L字型にタケヤさんと加奈子が交代で監視・攻撃する。長くても5分。
全員が倒れ、メトロノームがの音が止んだらそれぞれ物を持ち帰りガムテープと帽子を用意し、一列に並ぶ。

場面3A#
加奈子の立体化のソロの途中で男性3人が入って服をはぎ取り帽子を被せる。
(スムーズに行くよう、加奈子はズボンのボタンを外しておく。)
両手、足をそれぞれ持ち振り回すようにしてインプロ。舞台を約一周したら、真ん中に移動しガムテープで加奈子を縛っていく。
縛った点から加奈子を中心に、それぞれ放射状に貼っていく。床についた所はクロスして貼る。
貼り終えたらマッシーはギターを弾きに行く。加奈子は自力で剥ぎ始める。
タケヤさんが十分に写真を撮り終えたら亮さんと元一さんは加奈子が動けないところを徐々に剥がしていく。
ギターソロがピタッと止んだところで終わり。皆でスタート位置と同じ順番に並んでお辞儀。

こんな感じだったでしょうか?
分かりにくいレシピのような文章になってしまいましたが、参考になれば嬉しいです。
21日のShowingで順番を追うだけにならないよう頑張りましょう!
これからの発展も楽しみですね。

明日もよろしくお願いいたします^^

加奈子でした。


02.20

SOS#190211 佐幸日誌

…………….出演者の皆さんは、個々に多少の怪我などによる不具合もございますが、元気に稽古に励んでいらっしゃいます。昨日の稽古では、初めて全体の大まかな通しをすることができました!

通してみると、30分があっっっという間なのです。互いにコミュニケーションをとりながらも、真面目に自分のすべきことへ徹する。そうすればするほど面白い、といういい流れを感じています。

ただ、タケヤさんは昨日の帰り道、「何か幕の内弁当みたいな作品になっちゃった」とおっしゃっておりました。確かに、内容が盛りだくさん!です。しかし、幕の内弁当にも色々と種類があります。バランスよくたくさん楽しめて美味しいですが、全体的に大味な作品になってしまってはせっかくの良さが引き立ちません。 どんどん個性的な幕の内へというやはり今までの課題と同じく矛盾した難しい状況なってきました。
でも、その分やりがいを感じております!頑張ってまいりましょう^^

例えばキリン、という大きなスパイスの良さをどれだけ効果的に反映させるか・・・。
キリンのアイディアをお聞きした当初はその存在感に負けるのではと、そこだけをとても心配しておりましたが、むしろ今はマスクが身体的なハンディキャップとなってうまく使いこなすのが難しく、すごく大変な課題の一つです。着けていなくても十分面白いという状態に、着けてさらにスパイスとして使えるよう慣れるのも大切ですね。

今日から毎日通しを必ずするとのことですので、これから更に隙間をどんどん埋めていって、SOSのテーマにふさわしい作品に仕上がるよう、隙のない、危機感をうまく表せたらなと思います。

皆さんのチームワークの良さ、コミュニケーション能力の高さに助かっております。もう何度書いたか覚えておりませんが、長時間の毎日の稽古にも関わらずとても明るく集中力の高い、素敵な現場です。そこに関われることに感謝しながら今日も稽古、行ってまいります!

佐幸 加奈子より


02.15

SOS#150211 タケヤ+佐幸日誌


さて,皆様,

私は時差ボケなのかなんなのか?
構成をまず決めることに没頭中というのもあり,頭が腫れてる感じ過ごしてます.
日本食は誠に嬉しいのですが,頻繁に食べてるブロッコリーと人参をスチームした温野菜サラダを食べれれないのがストレスです.明日は、スーパーで買ってレンジでチンしてごまダレドレッシングで食べないといけません.環境,食事の変化で身体がびっくり.居酒屋でもけっこうない品です.

明日は稽古がないので、衣装を揃えます.

では,以下のアシスタントの恒例の記録をどうぞ.明後日あたり一回私がしっかり書きたいと思いますが.
タケヤ

*****

昨日より、竹之下さんが帰ってこられて稽古も少しずつ作品の流れがうかがえるようになってまいりました。今まで残りのメンバーがやってきたことを竹之下さんに伝授し、4人で試すことによりタケヤさんの中でもより一層クリアに先が見えてこられたようです。かなりたくさんの材料が揃いました。これからも楽しみです!
 
最近の稽古では、基本的には固まってきたマテリアルに対し様々な条件を組み合わせ、さらに発展させる。体現しにくいものは、切り取って小道具を使い体得できるよう細かく練習する。このような丁寧な繰り返しの作業により、私たちの反応と勘が段々鋭くなっているように思います。
同じマテリアルでも、今までは移り変わっていく条件を頭で理解し体に伝え動くまでにやや時間がかかっていたのが、瞬時に把握し試せるようになってきたとでもいいましょうか・・・。
 
竹之下さんにもう一度段階を踏んで伝授することにより、私たちも確認作業に集中でき、頭の中のイメージからの体の反応がより明確になっていくのを感じました。
 
明確に感じてきたことにより、その分うまくできなかった時は悔しさ倍増です・・・。丁寧な作業に反比例していくように、時間は減っていきます。連日の稽古により疲労も溜まってきていることと思います。これからも同じことを何度もタケヤさんに言わせないでより進行のテンポをよく、それからよりチームワークを高めていけたらなと・・・。

佐幸


02.14

SOS#140211 佐幸日誌

皆様、こんばんは!2月12日と13日の稽古報告です。

今日の稽古場では皆さん少し疲労が溜まっていたのか、「いててててて」という唸り声やしゅんしゅんと鼻をすする音が良く響いておりました。明日からはまた練習場所が変わったり、竹之下さんが帰ってこられるなど環境が変わるので、怪我と体調管理には今一度徹底して注意していきたいと思います。
 
12日は慣れてきた稽古場ゆめあーるの鏡をうまく使い、打たれる動作、重さのある死体人形の動きやダッシュのときのフォームなど自分で自分を監視しながら更に意識を高めていく作業を主にやっていきました。バレエのように鏡でラインを造形美に合わせて修正していくのとは訳が違うのですが、意識する、視界のなかに入れるという程度でも自分の感覚(テリトリーのような)がしっかり広がっていき、観客の存在を舞台上にひきつけておくのにすごくいいのではと思いました。
 
13日は帰ってきたという雰囲気満載のぽんプラザの中で、今まで全員で作ってきた引き出しからマテリアルをたくさん細かく丁寧に取り出し、作品のベースをより発展させていく作業に没頭しました。キリンのマスクが全員分揃ったので、また新たな課題や問題点が浮き彫りになってまいりました。被り物をしながら集中して動くというのはかなり難しく、皆さん苦戦されておりました。
 
ここにいつも書いているように、既にたくさんのマテリアルがあるのですが、毎日どんどん発展しており、作業のルールが一度としてずっと同じだという日が今のところありません。毎日ぴちぴちに新鮮です。それも竹之下さんが帰ってこられることによって、そして本番が近付くにつれ流れも固まってくるとは思います。しかし悪い意味で慣れないようにしないとな…と今日稽古しながらとても強く思いました。大変難しいことですね。
 
少し個人的な余談になりますが、海外に出て様々な文化を背景に持つ人間を同時に見る機会が今までに多く、そこで舞台に立つものとして私が感じる一番大きい差は自分の存在感、集中力の表現方法です。
無論、前衛芸術は古典とは訳が違いますので作品の趣味コンセプトにもよりますが・・・。今回のタケヤさんの作品では、ナチュラルに規制した状態の体を舞台や稽古で使うということが非常に重要になってきます。元来職人気質な文化を受け継いできた私たちは、一つずつのことを器用に切り替えて徹底するのはできても両極端なことをマニュアルなしにバランスよく行なうのが若干苦手な傾向にあるように思います。
 
書くまでもなく私が一番そのことが苦手なのですが、その難しく細かい課題をこなすのは状況、環境にとても左様されやすく、どうしても長時間の稽古ではムラが出やすくなってしまいます。その辺りがこれからの稽古での新たな課題であり、本番での作品の良しあしすらも脅かしかねないかと…。
 
 では、恒例の出演者用記録は以下です.
お時間のある方はお付き合いくださいませ。

まずはウォーミングアップとして1人に対し2人で体のマッサージ兼ストレッチ兼筋トレを行いました。3段階に別れていて、Set1ではゆする、押す、引っ張る、たたく、さする、ねじる、曲げるという言葉を意識して。Set2では2人でしっかり1人の体をぐっと「囲み(包むような)」ます。そこからにゅーっと抜け出してSet完了。Set3では2人とも背中やお尻に乗り、「重なり」ます。同じ様に抜け出すために、匍匐前進をしながら進みます。
 
そこから1人1枚ずつリノリウムの場所を取り、床に小麦粉が薄く敷いてあるのを体を使って掃除していくように前進していきます。ここでもいくつかの段階に別れていて、高さのレベルを低・中・高と変えて進んだり、スピードを変えたりというのをSet1では小麦粉の掃除のイメージ、Set2では体についたゴミをシール状の絨毯の上を転がり取っていく、Set3では床を体の磁石で何とか天井に張り付いているというイメージで行っていきます。Set3では、動きを死体人形のマテリアルを使うなどしながら一人ずつ1分程度Impro.してみせるなど見せる意識の練習もしました。
 
このトレーニングは、床での動作の体の重さと硬さ(へろへろしないという意味での)を身に着けることができました。イメージをしっかり体で感じることにより、頭では予想のつかない自分の動きに驚かされ、また自然になるというメリットがあります。逆にイメージを体得できないままだとそれが浮き彫りになってしまいます。
 
更にウォーミングアップの一環として拍エネルギーを送るゲームを、ターゲットを鏡に張り付けて行うというものをしました。打たれた箇所をはっきり逐一説明するというおまけつきで、ターゲットは鏡を背にすることにより簡単に倒れないしっかりした体の安定とより細やかな反応を身につけます。ここで大事なのは打った方のテンポです。間を作ったり音楽のようにテンポの良さは大事ですが、もっと気を付けなければならないのはいい緊張感です。これは後にも応用されました。
 
次に、ライン間のダッシュというのを発展させました。いろいろと試し、計5種類の発展が見つかりました。まずは普通に走り抜ける、次に倒れる、3番目に滑り込みゴールまで匍匐前進、4番目に止まった後そのまま軽くJump、5番目が止まった後そのまま観客の一人を選び指をさす。です。
 
特筆すべきは最後に行った四角のアクティングエリア内を使った「男狩り」と呼ばれる物騒なゲーム練習です。ガムテープで制御する以外の今までの全てのマテリアルを使い、ゲームを行っていきます。主なルールは外を歩く人物から打たれるの防ぐために、エリア内に用意してある物に基本的には隠れながら逃げていきます。このゲームが作品の大きなベースになっていくようです。(ゲームの前にガムテープで私の踊りを制御するというのを泉山さんにShowingしたのですが、これはまた情報を溜めてご報告します。)

佐幸より


02.13

SOS#120211 佐幸日誌

2月11日分の稽古報告です。

前日の課題のための、かかと訓練の効果が早速あらわれており少し動きやすくそしてより意識しやすくなったように思います。例えば私の場合、まだまだ注意する意識がよく飛んでしまうものの、そこからまたやり直せる力を少し体得できたような…。意欲も集中力も高い現場のなか力むことなく、一つずつ丁寧に練習しています。

*****では、以下恒例の出演者用記録でございます。*****
まずは軽いウォーミングアップとして、壁を使い床で普段するストレッチの動きや体の一部分で壁を思い切り押し、力ががくっと抜けるまで反発する作業をしました。体の部分によっては押すこと自体が大変難しく、反応を待つ前に自分で動いてしまい不自然になってしまいます。同じことを、今度は男性同士で壁から離れて。まるでアメフトの選手のように組み合って10秒弱静止した状態から相手より早く抜けていくゲームを繰り返しました。

その後は、昨日習った床のテクニックを応用して1時間ほどじっくり時間をかけながら、隣の人にエネルギーを一拍ずつ渡していくゲームの復習です。 今日はここでは思い切りと集中力のバランスが良かったのか、沢山の気づきや課題を見つけることができました。相手にエネルギーを送って(打つ、射るとも言えます)すぐ床に転がりUp&Downを意識、3角形の立ち位置を間を抜けて常に変える、受けたらその場所を目で確認または場所を特定して言う、受けた瞬間2秒止まってから次へ渡すなど間を変える、歩くのみにしながら、などなどバリエーションも豊富に練習しています。

それから、少し切り替えて新しい試みにチャレンジしました。床に大の字に寝た状態から、息をひゅっと吸い込んで左右に小さく玉のようになり、それを息を吐くと同時にまた大きくなるというのを、玉になる・座る・立つというものです。その吸い込みを驚いたように強く吸うことで、より早く大きい動作となっていきます。そこからの更に発展として、約8m間程の前後の赤のラインから次のラインまで、スタートダッシュしてピタッと止まる作業でを何回か練習したのち、床に寝た状態から吸って驚いて立つ、そして叫ぶという練習をしたのですが、、、。

他にも、ライン間を笑いながら転がるという、はた目にはとてもクレイジーで面白い練習をしました。私は恥ずかしく叫んだダメージを若干引きずってしまいましたが、皆さん集中して取り組んでいらっしゃいました。特にまっすぃーのナチュラルさには毎回感心してしまいます。元一さんは例のキリンを被って試されたので、奇妙さ7割増しでした(笑)

少し休憩を取った後、毎日している屍状態を運ぶ作業の一人Ver.をガムテープで体を貼り付け制御する試みをしました。テープが髪の毛に巻きついて悲惨な状態になっている方もいらっしゃったので、試す際は注意が必要です。そして今度は私が動くのをガムテープで制御される練習を開始。かなりぐるぐる巻きで動きにくい状況のなか、周りで皆さん黙々と作業を進められるというのは不思議な光景でした。最終的にガムテープが舞台の上でどう活躍するのか楽しみです。

最後に男女に別れて男性組は昨日のUp&Downを含むコンタクトインプロ.のクオリティーを上げる稽古、私はガムテープで制御されたままいくつかの言葉を体現する土台作りにそれぞれ取り組みました。

男性組は、今回のクリエーションで初コンタクトインプロ.だとのことでしたが、毎日どんどん進化しており、昨日もまた新しいテクニックに挑戦されておりました。

最後の最後に深呼吸とライダー発声をしてすっきりお稽古終了。

佐幸より


02.13

SOS#110211 佐幸日誌

皆様、10日分の稽古報告でございます。お時間のある方はどうぞ。

今日はゆめあーるで、昨日の復習を通して全員への課題のための基礎トレーニングを組み合わせた稽古でした。短い時間ではありましたが、主に作品、舞台で立つ体を作り上げていくための課題を時間中全てを使って訓練していきました。

課題の訓練とは、例えばとにかく重心下半身が不安定でふらふらしてしまう私たちにしっかりした強い重さと、びしっと立って動けるための上半身を得るために、どんな高さやスピードの動きでもあえて常にかかとを床に吸い付かせ離さないようにし、まずは下半身の安定化を図り、そしてそれにより昨日より更に背骨の意識を体に叩き込みました。

個人的には、ちょっと良いと言っていただいたそばから崩れてしまうので、自分の体への集中力も大事だなと感じました。しかし、もう一つの課題である、自分の後ろへもテリトリーを伸ばす意識をきちんと持っていないと、その集中や頑張りすぎることが却ってあだとなり、前のめりで周りへの配慮を欠き結局は一つ目の課題もおろそかになってしまいます。そしてそれを、すぐにタケヤさんに矢で射ぬくが如くピンポイントに見破られてしまうのです(笑) 思い切りすることと集中力のバランスが難しいですね。

そういった訓練は、ナチュラルに舞台に立つ手助けになると同時に、今回の作品のSOS、例えば危機的状況に置かれている緊迫感を表すためなどまさに目的別に今回しっかり分けてしっかり体現することの基本として(タケヤさんがおっしゃる演じない・踊らない演技やダンス・動きのことと捉えております)とても必要なことであり、良い経験をできているなと感じております。

慣れないことを体得するのはいつの時も苦労しますが、個人的には、振付家の単なるエゴでもおしつけでもなく、今回舞台に立つものとして作品に必要な体を作り学んでいこうというタケヤさんのスタンスが非常に頑張り甲斐があります。

ここからは稽古内容の詳細について、主に出演者の皆様の記録用に書いてまいります。

1通目で書きました課題のトレーニングに、今回は初めに紐を使用しました。(これはあっち向いてホイゲーム用マテリアルのための訓練と繋がっています) 個々それぞれ紐を握り、それを一度もたるませることのないようお互い五分五分の力で引き合い、高さのレベルを変えるなど様々な状態で動きます。もちろん全トレーニングを通して1通目で書いた訓練を組み合わせます。 これがまあ、難しい・・・!初めは2人で、その後3人でもやっていきました。

その延長で、隣の人にエネルギーを一拍ずつ渡していくゲームの復習もしました。ここでも課題が目立ち低く短い発声も加えて練習しました.
その後昨日やった屍状態を運ぶ作業をもう一度丁寧に練習しました。昨日よりお互いの体を動かすことに慣れてはきたものの、その分計算して作ってしまうので自然さやその後の発展への力に欠け、新しい課題を残す結果となりました。

それからは男女に別れて男性組は昨日のUp&Downを含むコンタクトインプロ.のクオリティーを上げる稽古、私はガムテープで制御される際の土台作りにそれぞれ集中しました。

残り時間でテーマソングの作曲と練習で本日は終了。今日も変わらずのテンポの良さで、皆さん切り替えが素早く素晴らしいな~と感心しておりました。…感心してる時間があるなら自分も早く切り替えろと声が聞こえてきそうですね。ええ。

さて今日の訓練の成果が少しでも早速動きに現れるのか、それとも筋肉痛となって現れるのか、それは今日18時に全員が揃ってからのお楽しみです。

佐幸より


02.10

SOS#100211福岡到着

帰国.飛行機のンかで風邪が悪化というより熟れたようで福岡のホテルに着いてから,食料を買い出しにいってから睡眠二日間.食べなくても眠りたい本能が勝って倒れたままで居た.悪寒っていういやーなものを背中に覚えながら眠り続けた.

8日は初顔合わせで,全員出演者と個人面談と称した中で、自分を他人として眺められるような距離感を持つ為の、もう一つの名前を男性名,女性名で各1で考えてもらい,それについて質問を進め,どれくらい喋れるかなとうカメラに向かって自己紹介や,一日の出来事を朝から現在までの時の流れの中での記憶を早口で喋ってもらった.

全員ではやはり,31個の身体用語を一つづインプットさせて行く作業を始めた.

その後,スタッフとの会合,食事.ー 時差ボケと病み上がりで睡魔に時々襲われる.

9日.2日目はメンバー,一人居ないないまま.31個の身体用語のインプットの続行,他人によって操作されて動かされた身体の動きをインプット,そして再現というのも基本稽古として開始.

以下はアシススタントの創作記録を添付:

8日にもやったように31の言葉の中から囲む・入る・侵入するを、それから溶ける・崩れる・失う・
包まれる・ずれる・隠れる・暗示する・というように一つずつ細かくやっていきました。
溶ける・崩れる・失うは壁に背中をつけ、まず体の背骨の意識をしっかり持ち足をパラレルにしてしっかり立つための訓練を行ってから、
徐々に足先から溶けていき、次第にどうなっていくかを壁アリと壁ナシで体現しました。

暗示する、ではまだ決定ではないですが、例の“ズック”とギターによるパフォーマンスのアイディアが出ております。
そのアイディアをギターと共に出しているときの模様の写真もお送りします。因みに画像の対象は竹内さんです^^

それから、自らが死体のごとく人形となり運んでもらうという練習を一人ずつ交代で試し、人の体を運び動かすことにより
自分の体の感覚を高めていく練習をしました。その後、死体は一人でその様子をリプレイします。

その後、UpとDownの動きを片側の方のエネルギーの流動を受けながら常に、例えば相手が床へ行くなら自分は立ち上がるというふうな訓練の後、
男性お二人によるコンタクトインプロ.の練習を上の作業からの発展として体のコントロールを%で計算しながら練習しました。
お二人の動きの相性がとてもいいので、更に竹之下さんも参加されるそうでとても楽しみです。

ガムテープを使い拘束するという場面では、8日の竹之下さんのとは別に私を対象にしてというのもあるようです。
これの土台は本日稽古になるかと思われます。

四角のライン上に進むあっち向いてホイゲームは、只今開発中で、8日に試したものから少しづつルールを細かくわかりやすく決めていっています。
ここの課題は非常に多く、いかにタケヤさんのイメージまで近づけるかが鍵となってくるように思います。

佐孝加奈子の日誌より


01.20

一差し

人差し指

差す
射す
刺す
指す

差される
射される
刺される
指される

武器無し
身体言葉の暴力
身体アート

身体を声を聴かなくなった脳は危険

タケヤ


01.17

SOS#160111_作品動機

この作品の案が私の中に生まれたのは,数年前です.

作品というものは,実現されるとう機会が与えられてから,育って発展していくもので,今回,水野さん,JCDNのお陰で具体化できる.というのと同時に、数年前にスタジオ作品、31shots として作ったトリオのコンセプト(犯罪/朽ちる体/ゲーム)を発展させたいなと思って,まず,タイトルを変えて、構成,内容を練り直したわけです.そこでの内容が納得いかなかったので再度の試行錯誤が必要だなと思ったのです.

31個のグラフィックの勉強の為の形の練習を身体表現に起きかえて,私の身体用語として始めて大分経ちます.もともと形を作って繋いでいくという振り付けダンスアートをやるには,基礎のバレエとかモダンテクニックを持ってないのでそれはNG. 自分の世界を絶対化,確立化,システム化するという オリジナル性を踏まえ,同時に、<個>の重視です.海外での個性の確立は,どうアート社会と関わっていくかですが,自分を立証させて意見を言うという知性が必要になってます.個人の夢や幻覚や狂気の舞台上での反映は、その時代にその作家が生き延びる事も含めてなにを抽出していくかです.

というわけで,このテーマは犯罪を直接扱って、劇にしていく物ではありません.その,情況においての人の心理だとか,反応だとか,心理的な危機感をパフォーマンス性の強い形で演出したいのです.

私の興味と必要性によってパフォーマンス案ができます.生き延びるため=創作
この職業を全うする為の私にとっての転換期であると同時に、私の日本を確認したいので,日本での活動を今後できる限り続行できたらいいなと思ってます.

えーと.詳しい、課題や創作の材料はまた,出演者との直のコンタクトでスタジオ入りして創作するまで送られると思いますので,よろしくどうぞ.

以下はオリジナルコンセプトの抜粋:

.......大事な点は芝居的に提示するのではなく,それを敢えて避けて、パフォーマンスとしてのコンセプトを背景にして,個人が芝居の空間で自己を捧げて自分を失うような没頭型の表現者になるのではく,出来事と自分を客観的に距離を於いて眺めるという、現実の場での認識を必要とします。他者,社会の出来事との関わりへの自意識を強化したいと思います。

創作に関しては,言うまでもなく,SOSは危機状態で我々の魂を救って!という懇願ですので,作品のテーマは危機においての本能と知性の咄嗟の反応や感情の状態の描写を試みたいのです。特に本能や感覚的な察知がどう働くだろうかとかです。危機状態での目的のある明確な動機と対処,感情的なことをまず浮き彫りにして見たい。理由があるから、何かが起こったので動くという 行動の原理を探り、必然の相互関係を見いだしていきます。

<観客の為に死ぬ,死ぬ事を美味く演じることではなくー死に至る過程とそれに遭ってしまった他者としての自己を扱うのですー これは摩訶不思議なアートの旅>としての作品です。

救いが必要な災難,SOS状態でも笑う余地がある人間のユーモア性を取り上げていきたいと思います。悲劇の喜劇の共有。これはモラル的にも難しい壁にぶつかるテーマでもありますので,繊細に創っていきたいと思います。いろんな意味に取れる表面的でキッチュな要素を入れた解釈を取り入れます。同時に個人としての自意識や存在感の度合いも大事なことなので,さらに次の項目を活動の糧とし,参加者とコラボレーションしていきたいと思います。

<個の発見ー生物としての身体と声> パソコン時代に入ってからの生活様式・形態の変化は顕著です。チャット通信に加入することにより,他人の脳を覗き見できるような世の中,画像も水を飲む様印象付けられる暇もないまま,ごく当たり前の現象として早い情報がさらさら流れていき消えていくの繰り返し。其の中で結局は人として生物とてどこまで本能や直感を修復できるか? 

<アート&コミュニケーション> 結局,個として自己主張しにくい日本で,いかにその解放のための場が必要であり,自由という観念が単にストレスからの解放ではないという機会がもっと必要な気がします。伝統ではない時代精神=今を歩む文化は必要不可欠です。<自己の立場を露にし、顕す>とは時代の推移とその現実を熟知し、検証し、自己を掘り下げていく行為そのものです、各人が5感を振るわせて表現し,自意識が確立されてこそ第3者との対話が可能です。世界的な政治的背景の深刻な実態に不安を抱く我々、そんな中で、主義主張というイズムはでてませんが、表現の氾濫が続いてます。そこで各人が何を表現し,問題意識を持つのかと、一度は大きな責任感と使命を持てないものでしょうか。そしてその後,その各人が自分に留まらず社会,地域に広がるまでの通り道が必要なんじゃないかなと思います。

<サブカルチャー> 錯綜とした現代を理解し現代社会におけるアートの意味を考えて、各人の創造力をさらに飛躍させるための環境づくりを行うこサブカルチャーの活性化は必要不可欠だと思います。今の時代のアート作品の領域はいろんなジャンルがクロスオーバーしたハイブリッド=混合になってます。異なったジャンル同士の関連や、既存の価値観や枠組みにとらわれない自由な発想はこの社会の多様性を映し出し、アートは現代文化にかかわる種々の領域の問題に対し、あたらしい発想・発見を生み出していくような方向性がなされないのかと思います。

written by A.T.


01.05

SOS #050111 基本案

謹賀新年 2011年!

皆さん、明けましておめでとう.

元旦からの我が家のガラクタ大胆一掃イベントもピークを向かえ、それは瞑想、浄化作用があるようで、いろんな事が明確になりました.メモ用紙に頭に浮かんだことを書きながらの.
さて、バスタブの修理にも今日入り、明日は隙間にシリコン.やったことないけどかなり面倒になるか簡単かのどちらからしい.
そうだ、鳥の丸焼き? こんがりできましたよ.焼かれて焦げる鳥を見るのは実にある種の風情?しまし美味くなかった!

それで、やりたいことだけど、武装するのよ!
アニマルマスクを使いたい_キリン、マントヒヒ、ペンギン、シマウマ、とかね.変なパーティメガネでもいい.しかし、着るものをはスタイリッシュにしたいのです.最初のシーンでメインに使いたいなと思った.

暗転を効果的、故意的に使う.初めのシーン以外は終わったシーンが最初ーつまりは、カットって感じで終わってしまった.かのようで実はそこから始るんだと言う感じ.” 事のきっかけと終わりとそのきっかけでまた終わりそしてまたきっかけを創って終わるんだけど終わらない”が繰り返される.
ルールは常に後方の一列に並んで始まる固定のスタート地点に着くんです、いちいち.これは一貫して行う.

シーン案
身体表現版:
ピンクフロイドのループリズム音を流してる.31shots (身体言語メドレー)ー 4人が四隅に位置着く.組み合わせで1人/2人/3人/4人の構成、セッションのループの行為パターンを作る.動きのテンポが段々早くなってピークに達するまで続ける.右回りで行為の後に位置づく角を移動 +α ー タケヤ式死亡体験行為ジャンケンポンあっち向いてホイゲームとかも入ります)を幕開け、入場開幕と共に既に始ってる.一人が撮影.終わりに一人がリピートで踊り続け倒れるまでやるーそれをガムテープで縛られ床に貼付けられる. 同時撮影ーそれが蘇生/再生しだすのを誰かが身体の動きに関してアナウンスメントする.カット/暗転

犯罪風刺劇版:
暗転.一列に位置.
ズックがぽつんと舞台に置かれてるのを男3人が見てる.”ズック” マイクスタンドとマイク(声の大きさとかを演出します)という単語を口走るだけの声から移行してズックが残された事に関してどういった事件の可能性があるかを喋りの対話にしていくパフォーマンスをやって頂こう.そこに、マイクスタンドとマイク 大人のおとぎ話 ー ”Gという犯罪部落集団” を女が語る.喋り終わった後に、女が3人の男を舞台で撮影し始める?.頭を中に入れたまま首から出さないで変な着方をした大きなセーターの穴の中を映すとか?
通り魔、とかいろいろある犯罪から選ぶ.女が這って撮影.カット/暗転

インターメゾ 超短:
暗転のあと、肢体がみえる女が斜め後方に向かって横になってる.顔が隠れた一匹のセーター男が上半身に座ってる.あとの2匹のセーター男はどこにしようかな?
(最初のブログあたりにyoutubeでリンクしたような、ものからどんどん連想されて作品が構成される.それは私のやり方.あーだこーだいって幾つも参考資料があっても困るので、繋いでいきつつ、捨てるものは捨てる、一旦決めた画面はとことん脳裏に貼付けてあるとこまで剥がさない)
カット/暗転

犯罪映画模索版:
暗転.一列に位置.
映画のワンシーンを上映か?
>それをインタープリテーション.インターメゾの構成、位置、同じに至るまで動く.
>またまた、たんたんとそこから、逆廻しの振り付けを再現する.それを録音する.
終幕はその逆回しの振り付けの再生.つまり、”前動きのぎこちないが技巧的にみえる動き”の映写.
それを、出演者は背を向けて客のようにみる.
*この逆廻し映像がライブで無理な場合は町に出て撮ったのを最後に映すんでもいいかもなあ、武装して町でできるかな、只の馬鹿って面白いでしょ、チンドン家?

おっと、脱いだアニマルマスクの再使用と置き場所は?

*映した映像は、静止画、動画、リバースの可能性があるんだけどさてどうするかなあ、何が一番簡単で難しいか.
それを同時映写?後で映写?

さて、明日のガラクタ掃除は大胆にやるとまずいことになるので、選んですてる段階だ.
シリコン着工が騒動にならなければ、キッチンの床磨き、そして、、、、、.
1月6日は祭日ですここ.オーストリア.だから、1月10日まで休む人が多い訳です.

では、いい年のスタートを斬ってください.

タケヤ


12.26

SOS#251210

ヨーロッパ国民の一番大事な休日、25日.昨日はベネズエラのクリスマス料理を食べました.マグロとかエビ、オリーブ、レーズンを強力粉で作った皮に包んでさらにバナナの葉っぱで包み、糸で縛って蒸す.不味くはないが美味くはなかった.わさびと醤油が欲しくなった.猫の餌を食べてるような感じもしないでもなかった.去年は日本で年末を過ごした私は4キロも日本滞在中に太った.実家では蟹を食べるのが恒例行事だし日本の食文化を満喫した.しかし今現在はまた4キロ減ったのです.明後日、月曜は鳥の丸焼きパーティを狭い我が家で行う、それは初めて作るんだけど、実は、凄く気持ち悪い.中を洗ったり詰めたり縛ったりって凄いことだなあ.まあ、また余計なことを言ってるようだが、いえいえ、”縛る” というのを幾何学的なルールで奇麗にできないかなと思ってる.人を美味く、奇麗に縛るのは大変だろう.サゾマゾ縛りじゃなくて.”結ぶ” という立派な技術が日本にはあるよね、さて?

SOSのバックグランドの音楽に大昔のピンクフロイドのある曲の一部を抜粋してループにして作った(ベルリン在住の音楽家、レッヘントルムの音源)湿り気のある音を使いたいと思います.それと、31個の動きをパソコンのテキストリーディングで読ませた機械的な声で作ったのをリハで使います.

身体言語 <囲む_入る_侵す_溶ける_歪む_曲がる_折れる_振動する_通る_反射する_隠す_包む_重なる_ずれる_剥ぐ_失う_出る_透ける_消える_分割する_分裂する_崩れる_破裂する_拡大する_増殖する_連続する_繋ぐ_結ぶ_絡む_立体化する_暗示する>の要素を用いて、“不活性・活性する体”をゲームとして扱った行為の繰り返しで構成.

それと最近、気に留る振付家、作家 クリスチャン リッソ(フランス人)はこちら、ちょっとスタイリッシュなのだが、動きの発想、音の使い方が不可思議でいい.
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タケヤ


12.24

メリークリスマス

長い髪を切りました。なんだか個人の日記ブログみたいだけど、とりあえず記載。メリークリスマス!!


12.24

SOS #241210

こういう軽さで颯爽と舞台に立つっていうのがいいよ。ポップコーンじゃなくて、ポップビーンズ(大豆)でいいんじゃないの?
まあ、このクリップは将来のイベントのヒントにもなってるんだけど、国や人によって精神状態は違うけど、全人類普遍の陽気さというものは共通性がある。とにかく弾けるときがないと病むからね。➔ Click Here

* これは直接、SOSの福岡、伊丹版には関係ないけど、これはイベントにすると、まあ、リノを床に真っすぐに長く引いて、そのリノに沿って参加者が順番を待ってるわけ。映像もバックにありにして、踊ってる人は常に映されるわけで、アドレナリンどころかある刺激ホルモンが生まれるからいいの。その参加者は、技術者以外は全員参加ですよ。プロデューサーも秘書もみんな参加するということ、観客なしの作品なわけ要するに。
踊る順番を待ってる人が観客でもあるわけで。さて、日本でイベント化できるだろうか?

どうも、お邪魔しました。

タケヤ


12.23

SOS #231210

こういうブログって呟けばいいのだよね、しかし、ゴミを飛ばしてるような、感情の垂れ流しをしてるような気分になるのだけどまあ、みなさん似たような気分でいるのでしょうか? 

えーと、そんなのどうでもいいんだけど、女3人にブルマで踊って頂くシーンを考えておりましたが、男3人のみに決めてしまいましたので、ブルマ姿で死んでゆく身体が云々などというゲーム、まあ、オリンピックみたいな競技だと思って頂ければいいんだけど、うーーん、男達にブルマ?タイツ?それってお笑いになってしまうしねえ。白雉化してる社会を助長するよな事は辞めます!

白昼夢。舞台にガムテープで上から床に貼付けられて動けなくなってる身体がみえた。その一部の床の長いテープが放射状に床に貼られた構図がみえる。これをパフォーマーが真剣に扱い一生懸命さがみえるのは駄目!! 自分に入り込んで酔ってるようなのはもう何時代のお話か? この宇宙の転換期にコーヒーカップの中に居るような我々、とにかく冷静に見つめましょうよ、検事のようにでもいいし、宇宙人のようでもいいかも。自己犠牲とか自分を空に捧げるのは浄化作用、逃避行為として治療になるけど、舞台はそういう心理治療の場じゃないからね。仮面も取って、にっこりと! さあ、本当の自由とか強さは確たとして立てる自然体だと思うよ、燐としてというのもいいかな。しかし、粋がる人が居ないね最近。

それとズックズックズック! 一足の白いズックが舞台にある。なぜだ? そのズック、ズック、ズックはなんだろうなあ? 
ズック。なんでズックってズックって言うんだっけ? そう、それも臭い芝居で場を作るのは駄目!

後は、有名な犯罪映画の幾つかをコピー、模倣、注釈してもらうので、探さないと。film noirは古くていいのだが飽きる。そうそう、デニーロもでてる15分という映画。それは、犯人が犯人であるということの事件のシナリオを自己演出、自己撮影してる。ヒーロー主義者、倒錯者なんだけど、観ておいて欲しいなあ、男達に! 宜しくね。

そう、日本の犯罪。博多の犯罪も調べないと。
博多警察の資料を読ませてもらえるのか?

ちなみに私の弟は弘前警察署で何してるかよくわからないけど、なんかの仕事をしてます。

これ、誰に書いてるんだろ?
そうね、睡眠の時間がきたんだねこれ、
バイバイ


12.13

SOS#121210

こんにちは。
新作の公演が昨日で終わったので、そう、日本のプロジェクトの準備に入ります。

さて、静止画を使った映像との共演ですが、さあ、SOSでは報道という目のコンセプトで展開しますから、これからリサーチします。舞台は白リノ、大きなスクリーンがバック。シーンの初めに大きな数字がでてきます。ほら、映像の始まりに使われるやつ。それを私風にロゴみたにデザインしたいと思います。 ちなみに、衣装とか小道具(低コストでいきます)のインスピレの材料をここに幾つか:
6場面の中の一つのシーンはショーキャラクターで行こうかなと、場面展開は秘密。現代風にしますがある種ユニフォームを考えてる。男3人女2人か女3人男2人のメンバー。➔ Click Here  そしてこれも古いクリップだけど、いろんな形の目隠しはどこで買えるかな?ネットで探せえるかな?➔ Click Here

ちなみに今創作したソロ作品はまだ3部目が完成しきった感じなくて来年の公演まで継続発展になりますね。以下にミニ情報!
L.S. performance, the performance version of L.S.(Lemon Synthesizer) Project が12月7日に初演されました。興味ある方はスライドショーをご鑑賞ください➔ Slide Show Click Here

AT


11.10

タケヤアケミ コメント

日本の皆様へ。
秋深く連夜の夜更かしぱんぱん頭。
しかし、環境の影響は避けられませんでしょう! 
生活態度や性格はドイツ風で味付けされ、日本製の皿に盛りつけされてますから私。

<我思う,故に我あり/ デカルト>、理由と考えを言わないと我が道は切り開かない。
我が在るままに自己表現しないと相手にされないというとこに随分長く居る私。
だから、私の作品の企画書の書き方もドイツ風。

えーと、日本での創作- little stories about SOS (ワーキングタイトル)の作品の話ですよね、
“SOS=急迫の危機状態”での、心身の反応と行動の必然の原理を探りながら、
生命保持の為の咄嗟的な反応や感情の描写、その時の判断と対処、本能的な察知が
どう働くかを解釈していきます…..

いや、漫画的展開でいこうと思ってる、実は。
POP IT! 軽快に弾けるような演出を目指そうと思ってる。
とにかく今私は檸檬シンセサイザーを取り入れた映像と音の交差する新作のソロの
追い込みに入ってるので、12月の初演まで、詰まりに詰まりそれが終わったら、時間ができ
るので、日本での作品の構成、シーンを書き始める予定。そうそう、先週から冬時間になったので、
夕方の4時にはもう暗くなって、まさに冬突入。

秋が無かったような感じ。ポテトスープで栄養補給。
ウイーンからの第一声でした。


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