アーティスト・選出理由

Dプログラム[再演]

「踊りに行くぜ!!」Ⅱ(セカンド)VOL.4 Aプログラムの再演


ZERO ONE

余越保子

[選出理由]

水野立子/「踊2」プログラム・ディレクター


2014年「踊2」vol.4で制作上演した作品が、翌年2015年鳥の演劇祭でフルナイトの作品としてリメイクされ上演。その後、ニューヨークで上演し、その年のニューヨークタイムズ紙の批評家による2015年ダンス・ベストテンに選ばれる作品となり、「踊2」で制作された名誉ある作品となった。
再演の機会をうかがっていたが、ダンサーの一人が海外を拠点にしているため、再演することが容易ではなかったが、今回、東京での自主公演の機会と重なる好機に恵まれた。
ダンサーの繊細な動き一挙手一投足から、ほとばしる世界が立ち現れ、ダンスという表現そのものの広がりを感じる作品。ZEROとONEのキーワードは、私、あなた、存在、無など観客一人ひとりの視点から、想起させられるものが多様に広がることも魅力のひとつとなっている。映画「Hangman Takuzo」の“吊る”というキーワードが、体と世界の天と地、美しさ酷さのあるダンスそのものをさらに野太く、詩的にみせてくれる。次の上演の機会が未定の作品なので、多くのダンス作品を上演している福岡のダンスファンに是非とも紹介したい作品として選出しました。