はい、うえだです。

「残」 終わりました。 が、1月のクリエイションンに入ってまったく書く時間がなかったので、いまさら少しだけ書きます。 ほんと私時間でごめんなさい。 

まずは札幌公演。チケット完売・追加公演と大盛況のうちに終わりました。 本当に有難うございます!

次の地に行かれる皆さん、がんばってくださいね。

そう、1月のクリエイション前に私はこんな事をぼんやり考えていた。

「垂れ流しの生命力は時に人を傷つけている」 んじゃないかとか、「死んでいく者のプライド」 についてとか、

「残酷さと美しさの境界線」とか。

1月に新しくつくるシーンは「静かな残酷さ」が漂うシーンにしたいと思っていた。

そして1月7日から再スタート。 本番まで休みは無い。

この9日間はほんの一瞬だったけど、諸々きつかったと思う。 

出演者の皆んな、体中に青・赤・紫・黄色のあざの華を咲かしながら、壁に激突し・床を這いずり回り、付いてきてくれた。 根性ある5人だからできたのだと、ほんとに感謝。

どんな作品でも、基本、私自身の中には痛いからやめるとか、危ないからやめるという選択は無い。

当たり前だけど、まずどうやったら痛くなく同じ事ができるのか・まずどうやったら出来るだけ安全に同じ事ができるのか、と試行錯誤する。かなり研究する。それから再検討はする。でもその過程で、もちろんいろいろな事がおきる。

でも、身体を投げ出して初めて見える世界があると実感するから、やるしかないんだと やる。

その繰り返し。繰り返し。繰り返し。

私はバカなのかもしれない。 器用にはなれない、バカなのかもしれない。

皆さん、こんな私にお付き合いいただき本当にありがとうございました。

JCDN,コンカリ,スタッフ・関係者の皆さん,出演者の皆さん,そして観客の皆さん,本当にありがとうございました。 

雪の札幌で濃密な時間を過ごさせていただきました。 

この経験を糧にこれからもつくっていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

おわり。