01.10
クリエイション再開致しました。
1月7日から、うえださん札幌再上陸。再び「残」のクリエイションが再開した。12月に比べると、札幌が冬になっていた。雪が深くなり、太陽の光が差し込んで真っ白な景色を作っている。
冬休みの課題に取り組んで、うえださんとの再開をみんな心待ちにしていた反面、この日が来るのが少し怖かったとそれぞれ感じていた。この期間にどれだけのことができたのだろうと、自分自身を疑っていた。
課題は12月のショーイングでだいぶ明確にはなってきている。それぞれ自分と向き合う時間が少し与えられた。私たちはうえださんの求めている世界観を表現する責任がある。そして、その向こうに見える景色を見たいと切望しているのだろう。
今回は三日間、びっちり缶詰状態の練習だった。この三日で作品は大きく変わる。流れが変わる、動きだけではなく、動機も見つけていく。最終的に行きたい場所は見えているが、より深く、色んな複雑さを抱え、繊細に色をづけしていく。私たちには「しつこさ」「したたかさ」が足りない。この作品の中に存在している「彼女」たちのねじた想いを表現するにはもう何段階も乗り越えていかなければ・・・
「ここにきた理由」は、それぞれあるのだ。自分と重なる想いがきっとそこにあって、これを作品の中に落としていく。溢れてきた感情を、こぼさないで自分の身体に落としていく。何度も繰り返して。少し客観的に自分を見ていく。
この経過を経て、芯の太い作品になっていくのだと感じた。
ちょっと真面目になりすぎる。つまらなくなるから、must doではなく演じる側にはenjoyの観点が必要だし、自分がお客さんだったら見たことのない景色が見たい。そのための客観性。
昨日はたまたまコンカリ高橋さんに呼ばれ、「踊りに行くぜ!!」の宣伝のため、ななこさんとラジオに出演することになった。(出演5分前に急に呼ばれて焦った・・・)
ほんの一瞬、ゆるやかな気持ちになった。本番が近づいてきているというワクワク感を思い出した。
三日間、思ったより早く過ぎたなぁと思いながら、JR琴似駅から地下鉄琴似駅までのまっすぐな道のりを歩いていた。雪がちらちら降ってきて、地面に落ちては消えていく瞬間に、私たちは惹かれていく。
そんなダンスが踊りたい。
しばたえいこ
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