02.29
舞台美術のカミイケです。
鳥取の鳥の劇場でレジデンスをおこない、札幌、仙台、鳥取と公演を終えました。 肝心な「作品」の現状はというと、正直、あと一歩足りない。一歩だけど大きな一歩で、足りない事自体は分かっているけど、埋め方が分からない。という状況。 「作品」とは、僕たちのチームで言えばダンスと音楽と美術と衣装をひっくるめた事で、僕は仙台から足りないと思っていて、話し合うも足りない部分は埋まらず。 札幌の時は見えてなかったのか、思わなかったのか、気付けなかったのか分か らないけど 今はそう思う。 そんな時に鳥取公演後、鳥の劇場で打ち上げをして、ホテルに帰って、坂本さんや僕たちのチームで部屋飲みしながら互いの「作品」についての討論が始まった。 坂本さんは「じゃあ喧嘩売らせてもらいますけどね」から始まる言葉に、「いいですよ」と受ける青木さん。録画を何故しなかったのかと後悔したほど良い景色だった。 「ほんとうの対決というのは、自分を相手にぶつけ、相手も自分にぶつかってきて、お互いがそれによって、活きることが対決なんだよ」と岡本太郎も言っていたけど、そのままだった。 それはとても泥臭い事で暑苦しいと思われるか もしれないけ ど、「作品」とはそういうもので出来ていると思っている。 坂本さんと対決できた事は僕たちにとって大きな出来事で、初心を思い出し、熱くさせてもらえた。 今はギリギリまで意見を出し合いつつ考えていき、必ず足りないものを埋めて、京都に持ってこうと思い作業を進めている。 |
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