矢内原です。たくさんの動きがありすぎてなにかをシンプルにしなくてはいけないということは昔から言われ続けておりますが、それでもダンスの情報量を減らしたくない理由はいくつかあって、人1人が持つ情報量というものがシンプルではなく多面的だということが一番にあります。なので、ダンスじゃない!と言われ続けすぎて、ダンス的な作品も創れるよ。なんて考えて創った作品はちっともおもしろくなく、二度とみたくない感じになっている私です。
なので、そんなことは考えず私達が考える世界観をつきぬければそれでよいのです。それで観客に伝わるということも解ってきた。ただ、いつもニブロールを観にきてくれているお客さんとはちがうので、まちがいなく観客は”キョトン”とするでしょう。でも、それが大きければ大きいほどgood!なので、みんなには自信を持ってやりきってもらいたい。

ダンスぽくない動きの連続でダンスがなりたっているので、踊るテクニックや表現のテクニックが必要になる。そこを考えないでやるとただのなんでもない動きをしているようにしか観えないからです。だからみんなにも踊る意味を考えぬいてほしい。人によってできることとできないことがある。できないまま舞台にのせることができるのは、そこに強烈な個性というものがある場合のみなのですが、今回はあまり切り捨てることをやっていないので、そこだけが心配ですが…
2週間でここまでこれたのだから、もう一歩先にいくべきかどうかだけを迷っている。それはみんなが素晴らしいので、少しでも先にいこうと思うのですが….ただケガ人もいてこの本番前にどこまでやるかを迷う。が、今日も少しだけ変更しよう。

一日2回は通すを目標にあとの4日間は過ごしたい。

今日で稽古場は終了、明日からは劇場です。劇場にはいったらまた少し変わるよ。