作・演出・振付:隅地茉歩
アシスタント:阿比留修一
出演:神島百合香、坂本菜々子、高橋千尋、平井美奈、本田大河、横岡諒
なぜダンスは
男女がペアで踊ることを許したのだろう
なぜ身体は
違う性の身体のそばにいることに
興味を持つのだろう
なぜ人は
デュエットを見るとき
愉悦や困惑や、清々しさや後ろめたさや
そんないろいろを感じるのだろう
生まれてから重ねて来た時間の異なる
数組の男と女が ここで 出会い
身体にしみついた動きを投げ打って絞り出す
ひとつの答え
「死ぬまで消せない火傷の跡だね」
「ええ」。
スミジ マホ/演出・構成・振付
「セレノグラフィカ」代表。成人後ダンスと出会い、国語教師として勤務する傍らダンサーとしての研鑽を積む。1997年阿比留修一とカンパニーを結成。緻密な身体操作と、多様な解釈を誘発する作品創りが持ち味。TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2005「次代を担う振付家賞」受賞後は、国内外、屋内外を問わず活動を展開。昨今、年間2分の1近くをアウトリーチやWSを含む遠征で過ごす。
アビル シュウイチ/アシスタント
ダンサー。即興王、ダンスの職人、かかとのない男などの異名を持つ、関西を代表する男性舞踊手。卓越したテクニックを基に、踊って踊って踊り倒すそのダンススタイルは、多くのダンスファンの共感を呼んでいる。
97年隅地茉歩とダンスカンパニー「セレノグラフィカ」を結成、関西を拠点に国内外、屋内外を問わず幅広く活動を展開している。カンパニーの全デュエット作品及びグループ作品に出演し、近年はソロ活動にも力を入れている。08年、10年には小野寺修二(デラシネラ主宰)作品「Xのフーガ」の初演にパフォーマーとして出演、のちデラシネラのメンバーとして欧州ツアーに参加。「紙のように舞う」を旨とする。
http://www.selenographica.net/