11.28
8日目
朝バレエ中の訪問者。6足歩行。クラス中断で観察。
アッサンブレ、アッサンブレ、アッサンブレ。
今日は身体にシールを貼ってのワーク。ふだん当然意識していることも、あらためて視覚的な目印を付けることで認識は拡大される。山田さんは、良い感覚を持っている。僕がこれまで見たりやったりしたことをどんどんなげかけていく。注意深くそれを注意深く咀嚼して味わっているように見える。
そのつながりから、ひとつのシーンが見えてきた。一見、表には見えないが、よく見るとたくさんそこにある何か、、、。
今日はひとつの事で一日が終わりました。予定では二つないしは三つと思っていたがこれが真っ当なペースなのかもしれない、、と予定を考え直す。(汗)
また明日。

六足訪問者。
シール。
11.27

7日目

青木、山田そろってのワーク。
山田さんにも、いちはやく場所に慣れてもらうため、朝からとりあえずもう一度床みがきをした。その後


わかれてバーレッスン、センター。午前中は筆に振り付けてある動きの確認をする。
午後、鳥取市でおこなわれるダンス公演があると聞き、車をかりて見に行きました。
これには顔見知りのJOU(Odorujou)さんが出ていて、なんとJOUさんのお心使いで飛び入りで、『踊りに行くぜ!! 鳥取公演』の告知をさせていただきました。公演自体は縦横に長~い広がりを持つ参加者達でにぎわっていました。特に障害を持つ子供たちの演技や表現には考えさせられるものがありました。
帰り道。また車。久しぶりの運転。道もすいてて気分が良い。
よく映画なんかにもあるけど、車に乗ってえんえんとつづくドライブの運転席と助手席の関係って面白いと思う。相手と対面ではなく一方向を眺めながらも、その話の内容はかなり緊密なことにまでにまでおよぶ。くだらないことや、でたらめなことも盛り上がる。
帰って続きを少しやる。まずまずのすべりだが残りの時間を意識すると緊張する。明日は丸一日できる。
また明日。
ダンスポケット2011
11.26

6日目

今日は鳥の劇場のメンバーはお休みの日。一人の方がわざわざ僕たちのために来てくれました。感謝。今日の夕方には、もう一人の出演者、山田勇気が到着する。
明日からに備え、トレーニングメニュー作りをする。この作品作りでひとつでも良いから、身体が変化したいと思う。ダンスの場合、内容はもちろん大切であるが、その事を語る手法、つまり身体性はそれに勝
る程大切になる。小説における文体であったり、書道にあっては墨摺りの様な事。この作品のための身体作り。二人共通の認識や言語を発見すること。
午後は熊地さんからの音楽を吟味しながら聞いてみる。一人スタジオで音楽を聞きふける。贅沢な場の使い方だなと改めて思う。良いものが作りたい、、、、、。
夕方、昨日まで東京で本番だった山田勇気さんが到着。今日は早めに片付けをし、早めにお家に戻ります。食事をしながら、事前の森下でのリハーサルを鑑賞。明日から本格的に演出が始まりそうだ。
また明日。
森下スタジオリハより奇跡の一枚
11.25
5日目
瞬く間に5日目が終了しました。
今日でカミイケさんは一時帰宅。夕方6時まで作業を進め、高松に戻って行きました。美術はとりあえずめどがついたようです。強いメッセージがにじみ出ています。ありがとう。
スタジオの床は黒のリノリュームです。
美術が大胆に無骨なので、床は光るくらいに磨いてみようと思いました。
普段はホアイエとして使用されているので既にきれいでしたが、いったん水多めの水拭きをして
それから固め絞りで水を拭き取るようにホップがけして行きました。
きれいに磨かれたリノリュームを見ると本番の舞台を思い出します。
それから、その上を塗りつぶすように裸足で歩きまわってみます。
今回の作品では歩行は一つ大きな課題になりそうなので時間をかけて試して行きます。
床が冷たいのですが、しっかりと足裏を使って行くと徐々に体温も増し、床となじんできます。
5日目にして「はじめまして、こんにちわ」
明日からはダンサー、振付の山田さんが入れ替わりで合流します。
いよいよ、身体と向き合って行く時間です。
また明日。

11.24

4日目

朝から二人でスタンリーキューブリックの映像を凝視した。
午前中はカミイケさんからの要請で僕はパソコンとプリンターで印刷のお手伝い。
カミイケさんは外のたたき場で木工作業。昨日くらいから強烈に寒さが増してきたように思う。寒い中ご苦労様です。
お昼、鳥の劇場の方にカレーをごちそうになりました。ご馳走さまです。
午後。
今日から本格的にスタジオワーク。迷った末、本番に近いスペースを確保できる横長使いではなく、客席を含んだ劇場空間を意識した、縦長空間で使用する事にする。
カミイケさんの美術がスタジオに登場する。
彼の美術にしては小ぶりだが、やっぱり迫力がある。
今回は巡業公演のため、移動の際の運搬を深く考慮してくれたようだ。
置き方について、いろいろとやってみる。
が、最終的に彼が最初に置いた位置に納まる。
徐々に空間がモノを言い出してきた。
まだその言葉がうまく聞き取れないでいるが、、、。
また明日。

11.23

3日目

鳥の劇場の企画「映画を見て社会を考える」にて「六ヶ所村ラプソディー」というドキュメンタリー映画を見る。ただただ、自分の無知無関心にショックを受ける。

「原発問題に中立という意見はない。あるのは賛成か反対のみ」という言葉が痛烈に突き刺さった。

劇場の方が、企画の終わりにしたがいスタジオをクリエーションの場として本格的に準備してくれた。見る見るうちにさっきホアイエだった空間が何もない更地に変わる。もちろん全くそこになにもないわけではない。その空間?に残された自分が感じる、残された気配をたどりたい。

音響設備のセッティングが終わり、いよいよカミイケ美術が投入される。ドカン!!カミイケさんのアイディアがさらに進み、僕の想定は大きく揺さぶられる。時を同じくして、サウンドの熊地さんからも曲が届く。

決断の時が迫られていくのを肌で感じる。

その空間で汗を流す。出そうにない汗をとにかく出す。本能が命令する。動けと。その気の済んだ頃、カミイケさんと家路に着く。カミイケさんを目の前に熊地さんと電話で40分に渡り話す。その後再びカミイケさんと話す。彼は見付けてくれる。埋もれている何かを。

見えてくる。たぶん、これだ。と思う。  話す、、、、。手がかり。

また明日。

11.22

2日目

最初の夜。最初の朝。思いのほか早く目覚める。

午前中、今度は裏山をロードワーク。

元は城跡。裏山というのは失礼かもしれない。かなり急な上り坂。天守閣跡をめざし、駆け上る。見下ろせば町全体が見渡せ、さらに日本海が見える。

ここに住めば領土を少しでも広げ、天守閣を1メートルでも高くしたい、という思考になるのかもしれない。殿様。ここまでは、観光案内通りの道筋。その頂から奥に入る小道を発見する。

やや廃れた山道。思いきって進んでみる。とたんに山が深くなる。子供の時に生まれた町の山々を歩き回った事を思い出す。あの時は飼い犬もいっしょだった。今は一人。山が深くなるにつれ若干の恐怖心。それを上回る、好奇心。所々、道が人の手で補強されている。大丈夫。蜘蛛の巣をよけ、すこしづつ進む。

少しの上った岡の上。道がきれる。ここまで。思わず、こえが出る。遠吠えのような高い発生。帰りはとにかく猛ダッシュ。一度通った道。体感を高め、曲がりくねった山道を走り抜けた。

お昼、美術のカミイケさんが、荷台にたくさんの宝物を積んで高松から合流。JCDNみずのさんを交え三人でのミーティング。大事なお金の事。中間発表の事。その後買い出し。カインズホーム。

晩。二人ミーティング。言葉を抜き取り。散らかった僕の頭を整頓しようとカミイケさん奮闘してくれた。感謝。

また明日。

11.21

鳥取、鳥の劇場に来ました。3週間の滞在です。できるかぎり、記録を付けてみようと思います。

1日目

初めての鳥取。

初めての鹿野。

初めての鳥の劇場。

予想をはるかにこえ静か、で、落ち着いている。城下町。堀、曲がりくねった道は、その昔、敵に攻め込まれないため。その町の形は今も残る。履歴。

町を歩き買い出し。米、酒、つまみ、調味料。途中温泉施設発見。無料の足湯。しばしつかる。

鳥の劇場へ戻る。

廃校になった学校の体育館を利用した劇場。6年の歳月をかけ、見事に改造されている。

その隣にスタジオ。両サイド前面ガラス。気持ちがよい。今日から20日間お世話になる。よろしく。

いつものスタンダードで、体ならし。が、うまく集中できず、、。マテリアル思い出し。やっと少し汗が出た。

JCDN水野さんが到着。今までの稽古映像を見てもらいながら、座談会。様々な切れ端。をみながら一番いいたい事は?と質問が来る。

最も大切なことはそれ一つでは存在しない。だからそれは最も大切な事にはなり得ない。

最もではないにせよ大切なもの、を選り分けて進んでいけたら、そこに何かがみつかるのだろうか。くさくいえば、僕が僕であり得る何か。この町がこの町としてあるように、たくさんの歴史を積み重ね残っている現在の町の形。僕の形。身体の形。身体の履歴。

また明日。

青木尚哉 作・演出作品「4….soku」の
作者本人によるクリエイションブログです。

作品詳細はこちら