食べるのを忘れるほど、やることが多い日々です。

村山チームは、
美術的要素だけでも、映像、大道具、小道具、かぶりもの、衣裳の5つがあります。
このblogでも、順に紹介していきたいとは思っていますが、
映像以外の4つの要素、それぞれ、助っ人を呼んでいます。

映像だけは、村山担当なのですが、
今、制作作業にとりかかってくれている、助っ人4名+音のディルさんの計5名と
連絡を取り合いながら、映像の撮影準備を進め、振りと演出のことも考えるという毎日です。

それぞれの助っ人に、スケッチをかいて、指示だします。
あたりまえですが、、毎日とても考えて、頭をつかいます。

数十分ごとに、頭を切り替える必要に迫られる日々、これ自体初めてですが、、
とても難しいことがわかりました。

切り替えようと思っても、前の作業に心残りがあると、頭が勝手に引きずるようです。
肩こりや筋肉痛と一緒で、一度緊張すると、なかなかとれないものですね。。
脳も一回集中すると、力ぬいて切り替えるまで、ひと苦労するようです。

明日は、大ちゃんの映像撮影です。村山がカメラをまわします。

映像のカットをどう効果的に使うか、ここしばらく、絵コンテを何度も書いていました。
しかし、何度書いても、カメラを持とうと手が動いていきませんでした。

絵コンテの時点で、自分の気持ちがどうも入っていかないことがあります。
そういうときは、自分で書いた絵に対して、直感で、
「ウソくさいー」なんかにおうなと、思ってしまいます。

自分が体感して、感じたことのある気持ちしか、描けないということなのかもしれません。
喜びにしろ、悲しみにしろ、形だけまねして映像に載せる事もありだと思いますが
そうしようと思うと、手も体も、自然と動きません。

つくづく、体は正直だと思います。。
ほんとうに作りたいものに対してしか、エネルギーを燃やしてくれない。
鉛筆一本にぎる指まで、気持ちがついて行くときと、行かないとき、
勢いがちがうことに気がつかされます。。

よしもとばななさんの本で「体はみんな知っている」という本がありますが、
ほんと、体に聞くのが一番早いなと、あらためて思う今日でした。