12.13
和歌山クリエーションもあと少し
伊東歌織作品に出演します、ダンサーの堀菜穂です。
和歌山に来て怒涛の1週間が過ぎ去ってしまい、残すはあと1日になりました。
んー、和歌山でクリエーションできる素晴らしさはだいたいKEKEさんが書いてくれたのですが、まったく同じことを書いてしまいそうになるぐらい、素晴らしい環境でダンスができています。
・民宿のご飯がうまい、豪華
・空気がうまい
・みかんが超絶うまい
うまいばっかり言いすぎましたが、それ以上に
・劇場を1日中使える×8日間
・現地スタッフの方々が本当に温かく、全力でサポートしてくれる
・テクニカル含めた作品の制作がガンガン進む
ざっくり書きましたが、スタッフの方々や町の方の本当に細やかな気遣いがとても嬉しく、こんなにも恵まれた環境でクリエーションできることにマジで感謝しています。
ではでは、今日は昨日のワークインプログレスについて少しお話します。
和歌山でのクリエーションでのある程度の成果をお見せする場として、地元の方に発表するワークインプログレスをを11日に行いました。
11月までに作っていた流れをひとまずまっさらな状態にして和歌山に突入した私たちは、それこそテクニカルとダンスを同時進行して創作していくぎりぎりな状態でスタートしたのですが、スタッフの方々の素晴らしいサポートを得て、ざっくりではありますが、30分弱のある程度の作品として成立することができました。
しかーししかし、観客の方が、まあ、想定していたよりも、、若干少なくて、、、8人、、ぐらい?
そして年齢層が、、高かったですね。平均年齢70歳、、ぐらいかしら。
でも、年齢や、見ていただいた人数はまったく関係ありませんでした。
発表を終えた後のディスカッションタイムでとても貴重な意見をいただけました。
このようなコンテンポラリーダンスなるものを見たこと自体がない方々がほとんどだったので、未知の世界、正直よくわからない、「ダンス」という言葉からイメージするもの自体が音楽に乗って踊るものだから、無音のところなどがちょっと分からなかった、などの意見があった半面、見ている人のそれぞれが想像を広げられる作品だった、「心」が伝わるダンスだった、と言ってくださる方もいて、両方の意見とも本当に正直に思ったことを述べてくださったので、この場で発表する意味を、ずんっ、と感じられる機会でした。
私自身、ここまでダンスの稽古と向き合える時間がとてもありがたく、改めてダンスというものについて真正面から向き合えた時間だったと思います。
環境自体が、東京にいる時と全然異なり、日々やらなきゃいけないいろーんなことからしばしのあいだ解放されている状態だったので、もうやるしかないなと。
ぜんぜんまだまだペーペーですが、ダンサーとして、正直に、舞台に立ちたいと思った12月のクリエーションでした。
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