仙台での6日間のワークショップも終えて東京に戻ってきました、磯島未来です。

私は東北生まれなので寒さは比較的強いと自負しておりましたが、やはり1週間の滞在を振り返ると、寒かったです。
毎日の1回目と2回目のグループでは稽古場での温度が違うので、1回目のグループ前に稽古場を温めておくというのは大事だなと思って帰ってきました。

折り返しの夜に1度ブログを書き、その後現場を見に行ったり後半戦のワークショップでしたが、後半3日間の振り返りです。

4日目、12月21日(水) 2グループで2時間30分ずつ

円を歩く、前に進むための私たちの動き、人が通ることに反応、通る人を驚かす、隣の人の真似をする、2泊3日京都行きの荷物の中身チェック

5日目、12月22日(木) 2グループで2時間30分ずつ

円を歩く、通る人に反応する、一本の道を歩く・同じ道を折り返して何度も歩く、振付A

6日目、12月23日(金) 2グループで2時間30分ずつ

同じ一本の道を歩く、すれ違う、氷が溶ける、振付Aの確認、振付B

最後の2日間は振付した動きを動く時間を設けたのですが、皆さん覚えが早くて予想時間よりも早く進み、驚きました。振りを覚えるスピードは人によって差があるし、早く覚えればいいかというとそういうわけではないのですが、振りを覚えると、この振りをどう料理しようかという作戦が練れます。
最後の日にも、前の日とは別の振りを作ったのですが、年明けまで皆さんが覚えてくれることはもちろん、自分色にどう調理していってくれるのか、なんてところまで期待もしていたりしています。楽しみ。

今回の皆さんは歳がばらばらです。若いもうすぐ20歳の子もいれば、77歳の方もいて。
約60歳も違う人たちが同じ動きを追ったり、同じ空間を隣りあわせで歩いたり、ダンスではなかなか見ない光景でステキです。
振りの稽古を共にしたり、同じ道を隣り合わせで歩いたりしている人たちを見ていると歳の差をすごく感じたり、そんなことすら感じさせなかったり、不思議な空間に私は居合わせていました。すでにもうある時間は出演者の方々の存在だけで進んでいます。
それでこの21名の存在する街はどこに向かうのかです。

この後半3日間で歩くということをしつこくやりました。
自分一人で気ままに歩くこと、皆と合わせて歩くこと、
人とすれ違うこと、すれ違う人の反応、自分の反応、そして見える景色。
また仙台の皆さんに会えるのは1月下旬。