初登校、いや初投稿、AAPA國府田典明(コウダノリアキ)です。どうぞよろしくお願いします。
自分は、特に身体表現をするわけでもなく、いつもは音の立場で参加しています。

今回も音の立場で参加します。AAPAでは環境音響とか、環境音DJと名乗ってます。
もともとクラブDJをやっていて、音楽を使って雰囲気をつくっていくのが、好きでやっていることなのですが、
AAPAでは、意図がない限り、既成の音楽を使いません。
基本的に、劇場外での作品を制作するにあたり、その場所や意味を考えていくと、
音楽は非常に個性が強すぎて、イメージを与え過ぎることが多いためです。

身の周りにあるものを利用していく。これはAAPAの作品制作の一手法です。
音の立場でも同様で、身の周りに存在している音に手を加えていく、というイメージで、創作を行っています。
それらの音を再構成することで、DJ的に音の景色をつくる、、、かっこつけすぎですが、、、そういう試みを行っています。

今回は、劇場空間で行う、また、より身体的な表現、が創作の主となりそうです。
ここへ、どう織り込んでいくか、試行しているところです。
果たしてどのような結果を出せるのか、、、。

ところで、AAPA以外の公演でも、音響の仕事を頂いてます。
オペレーションのベースはやはりDJなのですが、以前はCDJを持ち込んだりしていました。
昨年末に東欧でのツアーの仕事を頂いた時に、さすがに多くの機材を持ち込む訳にはいかず、PCでのDJソフトを、
導入しました。実はこれが、舞台音響にはうってつけなのではないかと、使ってみて思いました。

CDやMD(僕は最近は使わないのですが、ダンサーさんはまだ使われている方が多いみたいですね。)では、
秒数で、展開を記憶しておくのですが、PCでのDJソフトは、全体の音楽の波形が表示されるので、音楽の展開を把握できます。特に当日初めて出会って、すぐ本番というような場合、この機能は非常に役立っています。
また、音声ファイルは、当然ファイル名をつけられるので、曲名にメモを加えられたりできますし、予め素材の元CDがバラバラでも、使用順に並べ替えて備えられます。
さらに、最大4つまでソースをミックスできる(プレイヤーが4台あるのと同じ)、

ちょっとした事なんですが、コンピュータ的な機能が、より便利さをもたらしてくれてます。
そういうような事で、テクニカルな話題も、ちょこちょこ書いていきたいと思ってます。