上本です。今月末、25日からの鳥取滞在まで、あと1週間。ダンス、音、美術、映像と、東京にいる間にできる仕上げに向かって、それぞれ最後の追い込みです。メンバーは去年の年末から、かわりばんこに風邪を引いてて心配ですが、いちどかかってしまえばもう引くことはない!と前向きに考えております。

では前回までに引き続き、これまでの振り返りを。

AAPAのつくば公演が終わり11月も半ばを過ぎたころ、今回の『終わりの予兆』の全体構成を決めた。結論としては、鳥取でのショーイングで、シーン3の「終わらない会話」で使用したテキストに少し手を入れ、作品全体の軸にすることにした。

今回、あらためて構成を決めるに当たり、今回の企画に応募したときに「作品アイデア」として書いた文章を読み直した。
そこで目が行ったのは、参加メンバーそれぞれに「役割」を持たせる、と書いていることだった。
「役」か…と思った。自分の役割のところには、【「何を話すのか」を書き、】と書いている。
これはやっぱり、言葉(テキスト)が軸なんだと思い、シーン構成は以下にすることに決めた。

(1) プロローグ
(2) 「終わらない会話」
(3) エピローグ

何度も何度も疑ってかかって、時間をかけてしまってたが、最終的に出てきたものは相当シンプルだった。

というわけで、鳥取のショーイングで見せた4つのシーンの内、3つはボツ!!ということに。
1つ残ったシーンにしても、アイデアは引き継がれ深められるにしても、動きについて言えば実際は作り直しなわけで。
いったい今までやってきたことは何だったんだろうとか、もうこういう作り直しはこれで最後に!!とか…
みなさまからしっかり念を押され、グラグラ加減もMAXで
ここからなんとか挽回だーと、12月の稽古をしていきました。

そんな年末まっさかりの稽古写真はコチラ(美術の青木さん撮影)

いまの時点ではもう消えてしまった小道具たちもたくさん。
稽古場のスタジオにもともとあったものも写ってるからというのもあるけど。

つづく