こんにちは。11月も1週間が過ぎて、急に冬到来という感じですが皆さんお元気でお過ごしですか?私は寒さを感じるごとに危機感が増す毎日です。
やっとのことで今月頭にコンセプトが固まり、メンバーとの打ち合わせも済ませ、また新たな展開に舵を切りだしたところです。この2週間くらい、まさに寝食忘れる日々でしたが、いろんな意味で濃い期間だったと思います。

そんなこんなで、この間しばらくぶりに朝のニュースをちゃんと認識しながら見ていたら、ちょうど尖閣諸島の映像が流出した日でものすごいびっくりしたのですが、今回のテーマである「現実と虚構」が頭をよぎりました。そのあと電車で週刊誌の広告とかも眺めていたら、本当に現実って虚構的にできているなと思いました。「事実は小説よりも奇なり」とはまさにこのことです。
でもこれが現実なら、映画なんていらないんじゃないかと。映画よりもスペクタクルに溢れているというか、映画ならフィクションで済んじゃうけれど、それがノンフィクションならこれ以上刺激的なことはないですから…。
でも、実は虚構的である現実が、「真実である」という保証はどこにもないのだから、これが現実の厄介なところです。そういう意味では、フィクションは「真実ではない」という絶対的保証があるから娯楽になるんでしょうね。これを逆にとって、「ノンフィクションは真実である」と勘違いしてしまった結果、古今東西で悲劇が後を絶たないのかなと感じます。なんか高校のとき習った数学を思い出します…。
こんなことを考えていたら、確実に虚構的である「舞台」とか「ダンス作品」の可能性みたいなものが、また別の視点から見えてくる気がしてきましたが、今はちょっと余裕がないので保留です…。

とりあえず、今現在の私の現実かつ真実は、只今目下作品模索中という事実です!