こないだとも君と二人でリハ再開しました。
あんまり具体的にやったこととか今まで書いてなかった気がするので、
最後にむけて、自分のためにも書いておこうと思います。

最後の方で、とも君が一人で踊る時間を新たに入れるので、そこの振付をやりました。
ベースのイメージは、四肢がナイフだと想定して、
見えない敵に囲まれた空間をとにかく切り裂くという設定です。
色々実験的にやりつつ、思ったこと。

・コントロールしない(解除した?)身体=リアリティのある身体、
ということは当然言えるけど、技術やコントロールを使ってもその図式は絶対に成り立つと思う。
同時に日常動作的な振付や行為ばかりがリアリティを持つわけではないと思う。

リアリティって一言で言っても、その定義はすごく幅があるから、
人によって捉え方が違うのですごく難しいです。
ただいわゆるテクニックを使い始めると、なんか取り繕った感が出てくるのも否めなくて、
そこを両立するのは結構大変な道なのかもしれないとよく思います。

・動きを複雑化するために
→見えない敵の形、向かってくる方向や切り込んでくる角度やスピード、敵の質感などを
動きながら自在に想像して、瞬時に反応できるようにする。
→背中の裏とか太腿の後ろとか、反応が鈍い部分に意識をより置くようにする。
→動きを切らないで、一つの動きを他の部位に伝導・波及させてつなげていく。

・動きの質感アップのために
→柔らかいプリエと足の裏の繊細な床のキャッチ。
→部位そのものに力をこめないで力を外に放出する。
→広い空間を意識。

こういうことを実現していくのに、日々の身体の鍛錬っていうのが必要なんだな〜と思いました。
かの土方さんも、バーレッスンをとても大事にされてたそうです。

私は今まで人の動きを磨く立場にたったことがほぼ皆無でした。
でもこの期間で、自分が今までどういう視点で踊ってきたか、
ほとんどがむしゃらに無意識にやってきたことを、
ようやく最近になって少しずつ意識的になりはじめて、
人にも伝えられるようになれてきた気がします。

とは言ってもまだまだなので、どんどんアウトプットしてみんなと共有できたら、
一人で踊ってるよりもっと楽しく人とやっていけるのになと思いました。

日々是研究です。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。