今日は森下スタジオでリハーサルでした。
本当に森下は落ち着いて集中できる環境で帰りたくなくなります・・・。

今日は本番までの残された期間で目指したいことの再確認のために、
最初にみんなでぶっちゃけトーキングタイムをもうけました。
こういう腹を割って話す時間がものすごい大切だということを、年末のレジデンス以降学びました。
私自身のまだまだ足りてない部分も確認できたし、
みんなも気持ちを新たにするには良かったんじゃないかと思います。

今日は初の試みで、私が誰かの代わりに入ってその人は外から見てるという稽古をしてみました。
今日は主に未来ちゃんのところをやったんですが、ものすっごく体力キツイことに気づきました。
未来ちゃん大変なことさせてごめんなさい・・・。でもがんばってください!(笑)
でも未来ちゃんも外から見て発見も多かったみたいだし、
何より私が勝手に楽しんでしまいました。

でも入って実際にやってみて、案外いろんなことが外から見てるだけじゃわからないものだと感じました。
作者や観客の立場で見るなら外から客観的に見ることが重要だけど、
踊り手の気持ちに寄り添うならこのやり方が一番早いなと。

そしてやっぱりいわゆる舞台上の「リアル」っていうのは、自分がなぜそこにいて
なぜそう動くのかを、舞台にいる間中自分に問い続けること、
その問いに、「こうだ」と明確に答えられる身体、自分であることでしかないなと思いました。
いわゆる「慣れ」というのは、形が身体に入ってそういう問いを投げるのをやめてしまった状態なのかもしれません。

今日もとも君の役をやったときに一番思いました。
なんでけえさんに近づくのか、その動機によって近づく速度は自ずと決まるし、
どうしてけえさんをけりとばすのか、その決定に至る間は、
単純に自分がけえさんをけりたくなるのを純粋に待てばいいんだと。
私はそういうのを探るのがやっぱりすごい好きです。

答えを出すアプローチの仕方はそれぞれでいいと思うけれど、
みんなにも本番までどんどん問いを投げていってほしいと思います。

そんなこんな最後の通しではみんなテンションあがりすぎたのか、
私は頭床に打ち付けて舌かむし、未来ちゃんは2センチくらいのとげ刺すし、
極めつけにけえさんととも君が事故ってとも君の口の中血だらけになってました・・・。
(けえさんも内出血)

まあでも大事に至らず良かったです!
本番もこのくらいのテンションでできたらいいなあ。
明日は早くも最後の森下なので、大切に時間を過ごしたいと思います!