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ダンス・イン・レジデンス @城崎国際アートセンター
2014.12.19

今年もあと僅かとなりましたが、「踊りに行くぜ!!」Ⅱの作品制作は今、佳境に入っています!
2014年春にオープンしたばかりの城崎国際アートセンター(通称KIAC)は、最大1000人が収容できる大きなホールがあり、6つのスタジオを24時間利用できるうえに近くには温泉もある、ダンスの作品制作には絶好の環境です。城崎に初雪が降った12月1日、Aプログラム目黑大路作品「ナレノハテ」のチームが到着。5日には同じくAプログラムの桑折現作品「To day」チームも到着し、”ダンス・イン・レジデンス”をスタートしました。

東京・鳥取・京都など、それぞれの拠点で取り組んできたことをもって城崎に集まり、実際に劇場という空間で試しながら、ダンス・音楽・美術・衣裳などさまざまな角度からの調整が行われていきます。リハーサル以外の時間も作品についてのディスカッションを深めるなど、1月からスタートする巡回公演に向けて作品制作のラストスパートです。
12月15日のワーク・イン・プログレス(途中経過発表)には、東京から川口智子作品「#1 天使ソナタ」チーム、巡回公演テクニカルチーム、「報告するぜ!!」取材陣、JCDNが合流しました。地元の方にも何名か足を運んでいただき、Aプログラム全3作品の試演会をスタート。春には「こんな作品をつくりたい」というアイデアからはじまった作品が、いよいよダンス作品となって舞台上にあらわれてきました。初演まであと1ヶ月。出演者やスタッフが一同に集まると、もうすぐ巡回公演が始まるんだなーと気が引き締まります。作品を観た後には、テクニカルチームと1月の初演に向けた具体的な打ち合わせがおこなわれました。

この日の夜は22名の大所帯。3月までつづく巡回公演に向けて壮行会をひらき、みんなで乾杯!!地元の方のありがたいご厚意で、蟹や魚など地域の食材で元気づけていただき、ここでも作品についてのディスカッションは明朝までつづきました。「どこを目指して走っていくのか」というイメージの共有、メンバー1人1人がどのように作品に奉仕していくのか、そんな話し合いの時間も大切なクリエイション過程の一つです。
ダンス・イン・レジデンスが終了し、それぞれの拠点へと帰っていってもなお続く、ためす・こわす・ためす・こわすの作業。その中からどんな作品が生まれてくるのでしょうか。城崎でのこの時間がどんな影響をあたえるのか、また各地で上演を重ね、最終地・東京公演ではどんな3作品が出揃うのか。今からとっても楽しみです!城崎から全国へ!!川口智子作品・桑折現作品の初演は、1月17日の札幌公演。目黑大路作品の初演は、1月25日の松山公演です。各地の公演情報はこちらから→ http://odori2.jcdn.org/5/schedule/index.html
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お近くの会場で上演する作品の制作プロセスにはぜひ、ご注目ください!!
クリエイション・ドキュメントでは、それぞれのチームの城崎ウラ話も読めますよ。
川口智子クリエイション・ドキュメント https://www.facebook.com/odori2kawaguchi
桑折現クリエイション・ドキュメント https://www.facebook.com/odori2kori
目黑大路クリエイション・ドキュメント https://www.facebook.com/odori2meguro
「報告するぜ!!」もどしどしアップされています。ぜひご一読ください!
http://odori2.jcdn.org/5/?cat=4
(JCDN千代)