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各地別Bプログラム公募内容紹介<札幌>
2014.06.08

水野です。京都は蒸してきました。
さて締切まであと2週間となりました。
今日は札幌のBプログラムの応募紹介です
(「踊2」昨年度の札幌公演 Bプログラム 隅地茉歩作品「Avec -アヴェクー」より

コンカリーニョでの「踊2」ファーストでは、なんとvol.1からvol.10まで10年間皆勤賞公演した唯一の劇場。
そうなのです、「踊」を2000年に4か所でスタートした中のひとつが札幌のコンカリだった。
その頃は”コンテンポラリーダンス”って何?という時代。演劇を中心に行ってきたコンカリだが、演劇畑の演出家:斎藤ちずさんが、1999年頃からダンス企画を行っていた数すくない地域だった。ダンスウィークというのだったかな。
(「踊2」コンカリ公演の受付で。斎藤ちずさん!)

毎年、札幌地元からの出演者を決める選考会をマジに開催し、激烈な選考議論8時間とか、熱い選考会を毎年やっていたなあ。
照明家の高橋正和氏、墨絵アーティストの杉吉貢氏、はコンカリのダンスに大きくかかわってきてくれた。もちろん今も。あのころは、地元選考会で参加者も選考委員も観客も、涙、怒り、泣きを繰り広げていた、それだけ自分のダンスの基準というのが、マチマチだったし主張があった時代。今は尊重しすぎの時代のような気がする。
昨年の報告するぜ!!で、飯名尚人氏のコンカリ斎藤ちずさんの取材記事を読むと、よくわかると思うので必読です!以前の立て直す前のコンカリは、缶詰倉庫をリノベーションして使用していたもの。いまの新しくなったコンカリは、金をかき集めて再建した劇場。NPOコンカリの意地と汗でつくった劇場。そこを運営しているスタッフは、やる気がなきゃ、1年と続かないだろう。この不況のなか、必死のパッチで継続してるコンカリは、生半可な気持ちではこちらもできない。まさに「踊2」の作品制作にぴったりの劇場。作品をひっさげてくるアーティストに応えようとする劇場スタッフの気持ちに裏切れない思いで、毎年、コンカリに向かいます。
是非、このコンカリで思いっきりダンス作品をつくってほしいと強く思うのです。背筋がピシッと伸びる感じ。是非、応募をお待ちしています。
<コンカリのBプログラム応募の内容>
■札幌(1/17公演・会場:コンカリーニョ)
企画者・NPO法人コンカリーニョ/斎藤ちず http://www.concarino.or.jp/
コンテンポラリーダンス北の拠点と呼ばれることを目指し、ここ10年ダンス企画を手がけてきました。最近では少しづつ広まってきています。札幌から全国区で活動する振付家、作家を出したい。
その一助となるような独自の世界観なり、作品の発明をこの札幌のメンバーとともに切り開き、かつご自身の創作の糧としてくれるような作家を求めます。 かつて、「踊りに行くぜ!!」vol.1-10札幌公演に参加してくださった皆さん、どうしていらっしゃるでしょう?札幌で作品づくりに挑戦しませんか?
★出演者:3~6名。ダンス・演劇等で舞台での身体表現経験のある人を対象に公募、オーディションにより、選出していただきたい。
今年の「踊2」コンカリーニョ客席の様子