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各地別Bプログラム 公募内容紹介<仙台>
2014.06.02

仙台公演主催者「からだとメディア研究室」の千葉里佳さんから、
今年度から新たに始まった『各地別』のBプログラム≪仙台≫のお知らせです!!

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こんにちは。6月に突入しました。
仙台は暑い日が続いてますね。
さて、「踊りに行くぜ!!」Ⅱvol.5 Bプログラムの作品&アーティスト公募締め切りまであと、3週間。
2014年度は、各開催地から「こういう作品つくってくれる人、待ってます」というリクエストが出ています。同じBプログラムでも、地域によって望んでいる内容が異なっているのを知ることができ、おもしろいなあと思いつつも、しっかりプロポーズしていかないと誰も応募してくれないかも・・・というドキドキもあります。
~これまでの経緯~
仙台では、2011年度から「踊Ⅱ」をはじめました。
震災直後、街の様子を見にいらしたJCDNの佐東さんとお会いしたことがはじまり、です。でも、最初は「やりましょう」って即答できなかった。劇場も使えなくなっていたし、舞台とか、日々自分のしている活動が、あのときはとてもとても遠くに感じてしまっていたから。「やる!」とお返事をしたのは、2回目に佐東さんとお会いしたときだったと思います。少しずつだけど、それぞれができることをする、にわかに街が動きだしたような頃でした。「踊Ⅰ」が「踊Ⅱ」になったこと、コミュニティダンスっていうものがあるんだよ、って佐東さんから聞かされて、(あ、これをきっかけにして、この街に住む人がちょっとでも元気になればいいなあ、)って。

2011年度のBプログラム@仙台に選出されたのは磯島未来さん。アシストに手代木花野さん。
2人とも東北出身、っていうのは、どこか心強かった。
19歳から75歳まで21名の出演者が「街に生きる」を踊りました。

翌2012年度、Bプログラム選出アーティスト@仙台は、村本すみれさん。映像に大橋翔さんが参加。
「コミュニティダンスとオーディションの中間があるはず」という視点から、映像作品は応募してきた人全員を、
舞台出演者20歳から73歳の12名をオーディションにより選出し、作品「ツグミ」を上演。

昨年、2013年度にようやくワークショップ&オーディションにより出演者を選出、という方法で、
Bプログラム選出アーティスト・佐成哲夫さんによる「夢を見ているわけじゃない」を上演しました。
この作品は、10代が3名、20代1名、40代2名、というおもしろい組み合わせでした。
3作品とも、この土地じゃなきゃつくれなかったであろうものになっていて嬉しいなあ、と感じています。磯島さんも、村本さんも、佐成さんも、自分たちが想像したところとは別の反応や動きが、出演者から見えたとき、「お、そうきたか」と、それをおもしろがって、いじったり、広げてくれたりしたから、出演者の醸し出す雰囲気、街の気配・ペースなどが、作品の中にいつの間にか浸透して「仙台らしさ」が見えているのかもしれないなあ、と。
そんな訳で、私たちからだとメディア研究室が2014年度Bプログラムへ応募される方に、リクエストした内容はコチラ↓です。
コンテンポラリーダンス作品をつくる作家や公演も少ない仙台は、ある意味「未知数」。
観る人も、踊る人も「ああ生きている!」と感じる骨太で、強靭な作品を求めます。

★5人以上の出演者でいろんな身体が見える作品(コミュニティダンス作品もOK)
出演者は舞台表現、武術、スポーツなど「身体」に意識がある人を対象に公募をし、オーディションで選出。

ダンサーだけに限らず、いろんな身体に出会ってクリエイションしてみたいと考えているアーティストの皆さまからのご応募、お待ちしております。