札幌 制作の高橋です。
この日は、あけぼのアート&コミュニティセンターでリハ。
舞台の実寸がとれないので、パートに分かれてシーン稽古。
齢が明けてから変更が加わった冒頭のシーンが、衣裳をつけてさらに面白いことになってます。
小道具の捌きがなかなか難しく、やっている側はものすごい集中を強いられているのですが
見ているとなんというか間合いが絶妙で笑ってしまいます。
札幌舞踊会のラブリーガール千穂ちゃんの表情がとてもよくて、そう伝えたら
「ふだんバレエでいろんな役をやっているから」とのこと。
言葉がない分、表情も最大限使って役を表現する必要があるのですね。
でも、演じている感じがしなくて、初めて知らない場所にきた赤ん坊のようなイノセントさが素敵だなと思ったのでした。
5分ほどのシーンですが、細かい演出を受けながら何度も確認。
体調を崩している人もちらほら…
踊っている姿からはそんなことはちっとも感じさせないのは流石ですが、やはり万全の状態で舞台に立ってほしいです!
あと1週間!
札幌 制作の高橋です。
今日は昼間、コンカリーニョで餅つき大会が催されたようです。
着くなりつきたてのお餅を頂きました。
リハは粛々と進んでおります。
後半の場当たりを見ましたが、どんどん力が増していっている感じ。
東野さんはよく「クリアになった」という言い方をします。
クリアになる。
きっと観るひとは様々に受け取るのだろうけど、差し出すほうはクリアである必要がある。
輪郭がハッキリしていること。
自分が何をしているか知っていること。
当り前かもしれないけれど、抽象表現だからこそとても大切なことだと思います。
身体も表情も声も感情も、すべてを動かすダンサーたち。
無駄なものはどんどんそぎ落とされて、明かりや音や美術が随所に足されていって。
引き算と足し算のコタエが楽しみです。
2015.12.4
札幌 制作の高橋です。
JCDN水野さんも札幌入りして、無事ワークインプログレスを迎えました!
集まって下さったお客様は20名程ですが、札幌舞踊会の千田先生、ダンススタジオマインドの広瀬先生という札幌ダンス界の重鎮もいらして下さり、ダンサー達にとっては緊張する顔ぶれだったのではないでしょうか…!
Cプロの本田大河くんのソロ作品「人性」からスタート。
流れるようによく動く大河君の身体は、見ているだけで嬉しくなってしまいます。
終了後、お客様にも舞台で車座になって頂きディスカッション。
みなさま、とても真剣にアドバイスや感想を下さいました。
大河君も、さまざまな言葉をもらって素直に迷いを見せつつも、自分の意図したことなどしっかりと答えていました。
大河君を囲むお客様たちが、なんだか暖かく大河君の将来を見守っているような雰囲気で、微笑ましかったです。
本番に向けてのクリエイション、きっと悩むことでしょうが、とにかく若いエネルギーと素直な感性を全開にして頑張ってほしいです!
続いてBプロ「現代版-7つの大罪-第一章」
お客様は強烈ななにかを受け取ってくださったようです。
「もっと見たかった、もっと過激にやってもいい」という意見もあれば
「あえて留まることで創造力をかきたてられた」という意見もあり。
いずれにせよ刺激的な表現は、しっかりと受け容れられたようです。
東野さんも「まだちょっと遠慮していた」「やってみようか」との言葉。
かなり完成しているとみえたBプロ作品ですが、本番までにさらなる進化をとげそうです。
だからワークインプログレスはオモシロイ。
2015.12.3
札幌 制作の高橋です。
いよいよワークインプログレス前日。
札幌公演の会場であるコンカリーニョのちずさんと、照明の高橋さんも見に来て下さいました。
作品には厳しいちずさんにしては珍しく、リハ後、東野さんに「素晴らしい手腕ですね」と一言。
「まだまだいけそう」とダンサー達に激励も。
この日の最期に、東野さんから「各シーンのタイトル」が明かされました。
「マリア」「いけにえ」など聖書を思わせるキーワードや、クリエイションの最初にダンサーたちから出してもらったイメージで構成されています。
ダンサー達も腑に落ちた様子。こうしてイメージをより深く共有すると、きっとまた変わってくるものがあるのかもしれません。
2015.12.1
札幌 制作の高橋です。
この日は、あけぼのアート&コミュニティセンターに場を移してクリエイション。
私も最初のアップに参加させて頂きました。
うーん、身体がひらき、体幹にきく!気持ちいい。
東野さんの強くしなやかなボディはこうして作られてゆくのでしょうか…
今回の出演メンバーはバレエやジャズ・演劇などさまざまなジャンルで活動されていて、みなさん非常に身体能力の高い方達。
ひとりひとりに、東野さんはどんどん要求してゆきます。
見本をみせる東野さんの身体の軽いこと、速いこと。
「足音を立てない」
「もっと腰を使って」
「腕だけじゃなくボディで」
ソロの動き、デュオの動きなど細かく動きの質感を修正していきます。
かなり見応えのあるシーンの断片がたくさん生まれています。
どう繋がるのかドキドキです。