踊りに行くぜ!!

NEWS

2015年2月3日
4年ぶり!巡回2場所目、松山公演!

こんにちは。

12月から「踊2」の広報担当をしています竹宮です。どうぞよろしくお願いいたします。
去る1月25日、巡回公演2場所目の松山へ行ってきました!!

松山市民会館での上演は、「踊りに行くぜ!!」がセカンドとなっての初年に開催して以来、4年ぶりとなります!松山は全国規模で見ても、ダンスが盛んに行われている地域です。実は私、ここ松山が地元で、高校生の時に松山公演共催者のdagdagの高橋砂織さんと赤松美智代さんが講師をしている、DANCE STUDIO MOGAの生徒でした。お二方とも過去に「踊りに行くぜ!!」でクリエイション、巡回公演を経験しています。高橋さんがyummydance、赤松さんが赤丸急上昇というカンパニーを持ち、今もバリバリ活動されています。「踊りに行くぜ!!」vol.9松山公演で、yummydanceの作品を見たのが、私自身のコンテンポラリーダンスとの出会いでした。
その後、京都造形芸術大学舞台芸術学科で学び、いまJCDNのスタッフとして地元に戻り、昔とは違う立場で共に作品発表の場に関われたことがとても嬉しかったです。

*******

松山公演ではAプログラム:川口智子作品『#1 天使ソナタ』(巡回2カ所目)、目黑大路作品『ナレノハテ』(巡回初演)、Bプログラム:大園康司作品『花吹雪』が上演されました。

本番4日前にプログラム・ディレクターの水野、巡回公演テクニカルスタッフとともに松山入り。到着してすぐに、大園チームの稽古場で、松山共催者のdagdagさん、稽古場を提供してくれた松山の小劇場シアターねこの鈴木美恵子さんなどが出迎えてくれました。シアターねこは、「和光幼稚園」が2012年に閉園し、「和光会館」としていくつかのNPOが拠点を置いている中の一つです。元々役者だった鈴木さんが、松山での演劇を核とした活動の場、人材育成など芸術文化の発展を目的として立ち上げた「NPO法人シアターネットワークえひめ」が運営をしています。客席数98席の小さな劇場ですが、国内外からアーティストを招いて公演やWSを行うなど、松山で舞台芸術を発信する新たな場所として、日々運営されています。

その和光会館での大園チームの通し稽古を見学しました。
Bプログラムの振付家、大園康司さんは普段、ダンスユニットかえるPとして東京を拠点に活動しています。今回クリエイションと上演の為に計3回、松山にきて滞在し、作品制作をおこないました。

何の為に普段暮らしている所とは別の所で創っているのかを考えた時に、松山ならではのことをしようと考えるのではなくて、東京で自分達がやっていて魅力的に感じていることを松山でやってみようと思いました。そうすると、東京とは違う反応になると思うんです。
▶︎抜粋[アーティストインタビューより:http://odori2.jcdn.org/5/?p=1004

滞在制作が初めてという大園さんですが、その取り組みは、松山に東京からの新たな風を吹かせてくれたのではないかと思います。

大園作品『花吹雪』には私がMOGA生だったころに、一緒に踊っていた人もダンサーとして出演していました。一緒に踊っていた頃は、同じダンスと言っても、ストリート系のダンスを踊っていたので、彼らがコンテンポラリーダンスでどのような表現をみせるのだろうとわくわくしていました。たくさんの振付けの要素が次々と繰り広げられ、ダンサー全員がほぼ30分間走ったり、激しく踊ったりと、動きっぱなしの体力勝負な作品だなぁ、という感想を持ちました。通し稽古を見学した人たちの中から「ただ体を動かすのではなく、何を踊っているのかがないと、形を追いかけるだけでは伝わらない。大園さんが伝えたいことをどう受け取り、どのように表現するのか。」とダンサーに問う場面もありました。ダンサーたちの表情には、本番を間近にひかえた焦りがあるものの、懸命に作品と向き合っていこうとする姿勢がみられて、本番までの数日でこの作品が、どのように変化していくのか楽しみになりました。

*******

翌日、Aプログラムの川口チーム、目黑チームも松山入り。私は地元であるにもかかわらず、初めての劇場と、実家から家族に見送られて劇場へ行くとう初めての環境に、少し緊張していましたが、12月の途中経過発表で、夜な夜な作品についての話をしたり、濃密な時間を一緒に過ごしたAプログラムのメンバーの皆さんに再会し、いよいよ松山公演がはじまるなぁと気が引き締まりました。

「温かいものがあったほうが皆ほっこりするよね!」ということで、dagdagさんのおでんやおにぎり作りのお手伝い。今回、同じ制作という立場で「踊2」に関わる中で、 お二人のアーティストへのおもてなしや心遣いを実際に身近で感じて、とても勉強になりました。とにかく、いつも元気で明るく振舞っているお二人!私も見習いたいと思います。
おでんやおにぎりが並んで、ケータリング場はいつもより賑わい、とても和やかな楽屋になりました。
そして、そのような楽屋作りをしつつ、各チームの場当たりや稽古を見学しました。

川口チームの場当たりでは、川口さんが今回演出と出演をするということで、川口さんの代役で舞台に立つ役を仰せつかりました!この作品の中で、川口さんは舞台上にいて台詞を喋ったり移動する場面はあるものの、音楽の鈴木さんやダンサーの辻田さんが作品の中で音を出したり、踊ったりしている中では、あまり目立った存在ではないので私は初め、川口さんが舞台上にいることの必然性とはなんだろうか、と考えていました。しかし、自分が実際に舞台上に立ってみると、川口さんの台詞や動きがきっかけで、2人の表現が成り立っているという3人の中の関係性をより身近で感じて納得することが出来ました。

舞台作品は発表する場所が変われば、演出や見せ方も少しずつ変わっていきます。どのチームもテクニカルスタッフとの最終確認、また舞台上での稽古を入念にして最後まで調整をしていました。毎日のリハーサルのなかで、日を増すごとに舞台上で動くことに身体が慣れていく変化がみられ、とても面白く感じました。

*******

そしていよいよ本番!!たくさんのお客様にご来場いただき、開場前には長い列が出来ていました。
松山のお客様は作品をみてどのような印象を受けるのだろうか、ドキドキしながらの開演。

*******

大園康司作品『花吹雪』

(撮影:一楽)

Bプログラム大園作品『花吹雪』は、稽古見学をしたときよりもダンサーそれぞれの表現したい要素がはっきりとし、特に作品の終盤群舞のシーンは実際に祭りに行ったときのような、高揚感を感じました。今までで一番のびのびとダンサーたちが踊っていて、清々しい気持ちになりました。

『花吹雪』観客アンケートより
■エネルギーが凄く伝わってきました。相当練習してきたんだなと感じさせられました。
 女性のほうが止まるシーンで本物のマネキンのようでした。
■人生の苦しいことやどうしようもないほどしんどい時もあるけど、
 それも踏まえて楽しさの1つなんだ、そんなことを見ながら感じました。
 ダンサー1人1人が自分にしか出来ない動きを自分のものにしていて、それぞれの色が見えてきました。

目黑大路作品『ナレノハテ』

(撮影:一楽)

目黑作品『ナレノハテ』は、観客がつい笑ってしまうシーンもあれば、言葉をきいて、思わず涙が出るほどに心動かされるシーンもありました。作品全体では、3人が付かず離れずの関係性であるようにもに見えました。今後の巡回でどのようにブラッシュアップされていくのかとても楽しみです。

『ナレノハテ』観客アンケートより
■皮と遊ぶ3人それぞれのところがとても楽しめました。
 目黑さんの踊りが特によかったなー。
 どうもありがとうございました。踊りに行くぜの新しい作品を見た思いがしました。
■非日常を感じました。なんとも言葉にでは表せない気持ちになりました。
 あんなにずっと話続けられるのは凄いなと思いました。
■ダンスが世界を広げてくれるような作品。
 私にとって目黑さんの作品「ナレノハテ」が新しい世界観でした。
 得体の知れないもの、モヤモヤとする不思議な感覚。3人が独立していながら1つになっていた。

川口智子作品『#1 天使ソナタ』

(撮影:一楽)

川口作品『#1 天使ソナタ』は、12月の途中経過発表で観たときよりも、ダンサーの身体がさらに鍛え上げられ、動き一つ一つの集中力が高く洗礼されていて、鳥肌がたちました。後ろの席に座ったのがもったいないくらい、もっと近くでその身体を見たいと思いました。

『#1 天使ソナタ』観客アンケートより
■私のなかで衝撃的でした!!
 ダンサーも音楽も素晴らしかったです。こんなダンス見たのは初めてでした。
■辻田さんの筋肉と筋肉の痙攣とちょっとした笑った顔にすごく目が行きました。
 凄かったです。
■世界観と音楽構成が今までにない感じで新鮮だった。

*******

今週末は、2月7日(土)・8日(日)に仙台公演がおこなわれます!Aプログラムの目黑チーム、桑折チームは2場所目となります。そしてその後も巡回公演はまだまだ続きます。

各地にて、皆様のお越しを心よりお待ちしております!

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!松山公演おつかれさまでした!

カテゴリー

リンク