作: 生島翔、大迫毛太
演出・ダンス: 生島翔
映像・美術: 大迫毛太
音楽: mmm
世界創世神話のなかに、「世界巨人」の眼が太陽と月に、手足が山々に、息が風に、血が水に、肉が土になって世界が作られたと語るものが存在する。
それでは、この社会に大量生産される情報や文化や商品の数々は、「世界巨人」のどの部分にあたるのだろうか。私たちはその点に想像力を巡らせて、現代の「世界巨人」と、その体から生まれるダンスを模索したい。宇宙と呼応する巨大な体を浮かび上がらせることにより、本来のつながりを見失った争いだらけの世界に、新たな見立てを提示できるかもしれないからである。現代社会において「世界巨人」の脈動と運動を再認識すること。それこそがダンサーボーイの使命である。
イクシマ ショウ/作・演出・ダンス
1985年生まれ。15歳で単身渡米、ダンスを始める。ニューヨーク大学卒業。2009年、ダンスウェブスカラーシップ選出、カッセル州立劇場とソリスト契約。他にヨッシー・ベルグ、クリスティーン・ドゥ・シュミット、パヴェル・ザスティアック等と踊る。2010年帰国。ダンサー、俳優として活動を行なう。
オオサコ ケエタ/作・映像・美術
1985年生まれ。兵庫県宝塚市出身。 高校、大学をアメリカで過ごし芸術を学ぶ。帰国後、エンターテイメント系の制作会社に勤務。 主に、ディレクターとしてテレビやWEBなどの映像を制作する。助監督としては10本以上の映画に参加。 アシスタントプロデューサーとして日米共同製作の映画にも参加。 作家として映像やイベントの企画、プロモーション、WEBサイトの設計、アプリ開発、コンテンツ展開、果てはお笑い芸人のネタまで多数考える。 その他にも、映像やイベントの美術/音楽の制作、ポスターやDVDなどのデザイン、通訳/翻訳、タレントマネジメントなど「物作り」の仕事に幅広く従事する。 2009年から広告会社に出向。2010年に転職し、現在フリーランスとして活動中。
ミーマイモー/音楽
1987年ほぼ横浜生まれ。1995年より2005年まで海外在住。 幼少期からの音楽経験を経て、帰国を機に2006年頃ギターと歌のスタイルを始める。 オルタナティブロックバンド「マリアハト」 埋火の見汐麻衣とのユニット「アニス&ラカンカ」でも活動中。 oono yuukiバンド、王舟バンドでフルートも吹く。