Text 國府田典明

この記事が最初になります、「報告するぜ」担当コウダです。
私は、普段は舞台音響(ダンス、舞踏が多いです)や個人的にDJの活動(10年程やってます)を行っています。なぜ、この担当をする事になったかというと、踊りに行くぜ!!セカンドのVol.1に上本竜平/AAPAとして、クリエイションに参加しました。以後、Vol.2では広報の手伝い等をする、という事をしており、今年は「報告するぜ!!」をやってみようという事になりました。

そういう訳で、目線としては、割と参加アーティストに近い所にあるかと思います。批評出来る程のスキルはありませんが、舞台周りで日々感じている事も踏まえて、このVol.3における、正直な感覚を記していければいいのかなと思っております。

この「セカンド」という企画は、率直に、アーティストにとっては待遇のいい内容と認識しています。公募選出から上演まで、半年ちょっと程、この間の生活すべてを確保してくれる訳ではありませんが、数週間のレジデンス制作中の交通費や生活費は充分カバーしてくれますし、上演については、チケットノルマなんかなく、むしろ出演料が支払われ、これらとは別途にしっかりした制作費が支給されるのです。

これら経済面だけでなく、レジデンスは大都市圏で行わずに、国内の各地で行う事で、充実しつつある当地の劇場施設を活用しています。これによって、実務的な芸術文化の循環が促され、作家、施設関係者、地域住民にとって、いい刺激を作りだせる可能性が含まれています。

そのような観点で非常に優れた企画であり、良き事を真摯に実行しているJCDNの皆様に尊敬するばかりです。

まず、これが、大前提として。
このように優れた企画なんですが、(参加した私も含めて)参加作家がこの環境を活かしきれているのか。これがVol.1から議論されています。もちろん、制作・上演を通して、作家当人には、何かしらは実現されているので、これでもサポートされた事にはなるのですが、企画側としては、もっと熟した作品をつくりたい、と思っているのも、正直な実情なのです。

果たして、これが日本の若手のレベルなのか、まだ、そのレベルの人に出会えていないのか。新人といっても学生でもなく、でも作家として売れてもいない所で、作品を作りたくてしょうがない人はいないのかー!!(ディレクター談)という所を狙っているので、ニッチなのも確かなのですが、これらを日々、より適切な状況にしていく、という任務が、運営側としてあるのです。

この「報告するぜ!!」は、その辺りの現場の実情を取材し、意見し、またより多くの皆様に、この「踊りに行くぜ!! セカンド」に興味をもっていただけるような切り口も示していければ、と考えております。

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