はあ~~~~あっという間の8泊9日でした!!!!

途中、iphoneが水に浸かってもう画面が暗くてよく見えない状態になってしまたため、メンバーに更新をお願いしていました。まあしかし、書きたいことがあっても書いている余裕がなかった、という方が本当です・・・。

私自身、27日~レジデンスに入る6日までの中で想定していた時間の使い方と、実際レジデンスでやるべきことというもののズレが和歌山入りしたその日に判明し、正直いっぱいいっぱいの日々でした。

ダンスを創りなおす、という決断はしたものの、ダンスそのものがまだ出来ていないところでテクニカルを打ち出す、美術を固める、というラインを並行させていくこと。そしてそれに伴う時間の使い方、劇場の協力的なスタッフさん、チームメンバーへの具体的な指示と進行。

あの、これは本当に、恥ずかしいけど実際一人ではこんなことは出来なかった。

こんな許容範囲を超えたことを、経験したのは初めてでした。

実感として、皆に助けられていることそのものに喜びや歯がゆさ、苛立ち、焦り、色んな感情で押しつぶされそうになりながらも、はっと気づいたらある一つの世界観が出来ていて、それをぼーっと眺めて、

「へえ、なるほど。これが私の色なのかも知れないなあ。」

と、やけに客観的に自分を発見した気がしたのを覚えています。自分のことなのに、改めて、気づく。

頭の中ぐるぐるしながらも、まったく伝わらない言葉で周りを困惑の渦に巻き込みながらも、アドバイザーの彩子と美術の山下さんが必死に形に起こしてくれて、劇場スタッフの那須さんと山本さんは優しくサポートしてくれて、ダンサーはとにかくついてきてくれて、ようやく一つの実感を得られた。写真は、その世界の一部となる私の相棒。

この、「大幅にキャパオーバーをしている状態から逃げられない」という状況そのものは、今後の自分の力になることは間違いないと思う。そうなってしまったことを悲観するのではなく、次回から改善して次のステップに踏み込めたらいい。

で、レジデンスが終わってリラックスした頭で飛行機に乗りながらぼんや~りと再度作品について考えると、何か知らないけどいきなりパパパ~っと足りないところをどうしたら良いかが見えてきて、ああ、もうちょっと早くにこの状態になれたらなあ・・・と自分の脳みその反応の遅さに泣けてくるんですが、笑、まあ、とにかく仙台に向けてじっくりやっていきたいと思います。

それから、合間にプチ観光の時間もあったので、それについても徐々にアップしますね。

伊東