2012年、明けました!
本日から稽古再開です。

和歌山レジデンスを終え、別の公演を終え、
12月は全力疾走をひたすらしていたように思う。

年末年始は、身体の方は割とゆっくり休めましたが、
頭の中はやはり作品を静かに見つめ直す作業をコツコツと
やっていました。

この半年間、実に色んなところを行ったり来たりして、
思考の中で世界旅行をしていた気がします。
それが、ようやく本来の位置に戻って来て足場を固める作業に突入した感じです。気になる事が随分飛躍して訳分からない時期をようやく越えたのかもしれません。それはそれで寂しいんだけど、今はじっくりと。

昔自分の作品を、「絵を見てるみたい」
と言われて傷ついたことがある。

勿論、今考えると悪気は無いだろうし、私も傷付く必要性はなかったように思う。でも、目の前で起こっていることが動ではなく静と捉えられたことが、伝わらなさの象徴の様に思えて哀しくなったのだ。

でも今は、なるほどな、と思う。
それは、私の中の一つの世界の象徴なのだと。
内側は物凄く揺らぎ、激しい想いを馳せているのに表面化出来ない。
私のことそのものではないか。

あれから四年が経ち、本格的に30分作品を創らせてもらう。
結局変わらないことと、物凄く変わっていってしまったことを背負って、二月の公演に臨みたい。