午前中、まず山田さんの振付シーンの練習をする。

もともとは音楽がない状態で振り付けた動きを、ある音楽にのせていく。その後、また音楽無しで踊ってみる。つい最近、僕も別のリハーサルで違う人にやってもらたばかりだったが、久しぶりに踊る方で試されてみると、いろいろな事がわかった。

まず、「動きだけ」のときはとにかく身体の制御が細かく認識されていく。そこに「音楽」が加わるとスピードやタイミングが重要になり、まずはとにかく合わせにいく。だいたいその寸法に収まったところに、音楽の効果をぬく。音楽は時に支えや増幅になるし、拘束にもなる。はずしてみるとたちまちに音楽の中では、やりたくてもできなかった細かい処理や伸び、ため、解放が身体に導びかれ現れる。

終わってみての感想は、最後にしたすべての事を音楽と共にやりたいと言う事だった。いろいろな身体表現や舞踊ががあるうちの、その部分が小さくも何もないただの『舞』に繋がる道筋ではないかと、、。こう感じるのは、僕がもともとジャズダンスからはじめ、曲で踊る事が多かったからかもしれないが、、、。

充実した昼のリハーサルを終えて、夕方からは美術のカミイケさんとテクニカルスタッフさんが合流してくれました。テクニカルのチームは明日まで滞在です。今日は現状を説明した後、ランスルーを見てもらいました。いろんなものを削ぎ取った割にタイムは34分と徐々に何かが決まりかけている様子、、、。明日も朝一、もう一度見てもらえるという事で解散。

また明日。