2月11日分の稽古報告です。

前日の課題のための、かかと訓練の効果が早速あらわれており少し動きやすくそしてより意識しやすくなったように思います。例えば私の場合、まだまだ注意する意識がよく飛んでしまうものの、そこからまたやり直せる力を少し体得できたような…。意欲も集中力も高い現場のなか力むことなく、一つずつ丁寧に練習しています。

*****では、以下恒例の出演者用記録でございます。*****
まずは軽いウォーミングアップとして、壁を使い床で普段するストレッチの動きや体の一部分で壁を思い切り押し、力ががくっと抜けるまで反発する作業をしました。体の部分によっては押すこと自体が大変難しく、反応を待つ前に自分で動いてしまい不自然になってしまいます。同じことを、今度は男性同士で壁から離れて。まるでアメフトの選手のように組み合って10秒弱静止した状態から相手より早く抜けていくゲームを繰り返しました。

その後は、昨日習った床のテクニックを応用して1時間ほどじっくり時間をかけながら、隣の人にエネルギーを一拍ずつ渡していくゲームの復習です。 今日はここでは思い切りと集中力のバランスが良かったのか、沢山の気づきや課題を見つけることができました。相手にエネルギーを送って(打つ、射るとも言えます)すぐ床に転がりUp&Downを意識、3角形の立ち位置を間を抜けて常に変える、受けたらその場所を目で確認または場所を特定して言う、受けた瞬間2秒止まってから次へ渡すなど間を変える、歩くのみにしながら、などなどバリエーションも豊富に練習しています。

それから、少し切り替えて新しい試みにチャレンジしました。床に大の字に寝た状態から、息をひゅっと吸い込んで左右に小さく玉のようになり、それを息を吐くと同時にまた大きくなるというのを、玉になる・座る・立つというものです。その吸い込みを驚いたように強く吸うことで、より早く大きい動作となっていきます。そこからの更に発展として、約8m間程の前後の赤のラインから次のラインまで、スタートダッシュしてピタッと止まる作業でを何回か練習したのち、床に寝た状態から吸って驚いて立つ、そして叫ぶという練習をしたのですが、、、。

他にも、ライン間を笑いながら転がるという、はた目にはとてもクレイジーで面白い練習をしました。私は恥ずかしく叫んだダメージを若干引きずってしまいましたが、皆さん集中して取り組んでいらっしゃいました。特にまっすぃーのナチュラルさには毎回感心してしまいます。元一さんは例のキリンを被って試されたので、奇妙さ7割増しでした(笑)

少し休憩を取った後、毎日している屍状態を運ぶ作業の一人Ver.をガムテープで体を貼り付け制御する試みをしました。テープが髪の毛に巻きついて悲惨な状態になっている方もいらっしゃったので、試す際は注意が必要です。そして今度は私が動くのをガムテープで制御される練習を開始。かなりぐるぐる巻きで動きにくい状況のなか、周りで皆さん黙々と作業を進められるというのは不思議な光景でした。最終的にガムテープが舞台の上でどう活躍するのか楽しみです。

最後に男女に別れて男性組は昨日のUp&Downを含むコンタクトインプロ.のクオリティーを上げる稽古、私はガムテープで制御されたままいくつかの言葉を体現する土台作りにそれぞれ取り組みました。

男性組は、今回のクリエーションで初コンタクトインプロ.だとのことでしたが、毎日どんどん進化しており、昨日もまた新しいテクニックに挑戦されておりました。

最後の最後に深呼吸とライダー発声をしてすっきりお稽古終了。

佐幸より