こんにちは。村山華子です。

本日、トヨタ稽古場で「初通し」の日です。
プロデューサー水野さんと前納さんチームが見守るなか、初めてチーム外に見せました。

が、村山チームは通しといっても、踊りの部分と構成表の口頭説明なのです。
これまでは、構成とストーリーを共有する作業に時間を使っていたので、まだ形になってない部分が多い。。
でも、「家族」には見えたとの感想が。これは、よい感触。

美術出身の私は、打ち合わせや他人へのプランの説明といえば、まず”絵”でコミュニケーションをとるのが普通だったのです
が、、
(経線のない白い紙に、自分も打ち合わせ相手も絵を描いて話を進めるんです。)

ここにきて、言葉の必要性に気がつきました。

というのは、10月20日くらいになって、それまで、絵コンテのようなスケッチ、あと自分が動きながら口頭説明して伝わったと思っていた作品内容が、実はメンバーにあんまり正確に伝わってなかったことが発覚。
せーの、で、あるシーンをおさらい、と思ったら、バラバラな動きに。。

ゲゲ、これはマズイ。と思って、焦っていると、
「ひとまず、短い言葉の羅列でいいから、シーンの目次表が欲しい」との答えが。

同じダンスをやる仲間でも、ひとりひとり、持っている「言語」というのは違う。
そして、世の中では圧倒的に「言葉」が「言語」なんですね。

なので、考えを変えて、動きやかたちの説明はひとまず休止。
シーンの目次表をつくって、それから、言葉で、家族のストーリーをあらためて書いてみています。

絵本でいう「ぶん」と「え」だったら、自分はもっぱら「え」担当の側でしたが、
今回は「ぶん」も担当ってことなんですね。それが「作・演出・構成」の役割。
と、いまさらながらに、整理がついて、再始動なのです。