作品と直接関係するわけではないけれど、
身体はその個人の歴史や記憶を刻み残すものと言われますが、
じゃあ自分はどうだと考えてみると、とりあえず私の身体はめちゃくちゃ歪んでいます。

まあこの年齢になればまっすぐな人なんていないと思いますけど・・・。
私の場合いわゆる軽度の側彎症というやつで、(背骨が湾曲する症状)
昔レントゲン撮ったら、湾曲というより陥没!?!?ってくらい、
もう漫画かってくらい一点集中で殴られたみたいになってます。背骨が。

軽度らしいんだけど、身体使うことをやってるからか、
睡眠中以外、違和感や不快感を感じないことはほぼありません。
寝ても覚めても、座っても立っても一つも落ち着くボジションが私にはありません。(涙)
だから多分落ち着きがないんだろうと思います。
(ついでに言うと右足首にもあるはずの小骨がないのでしょっちゅう捻挫します)

いつもいつも身体のパーツを付け替えたいって思いながら生活してて、
そして私は心身一元論支持者だから心まで歪むんじゃと少し不安ですが、
きっと私が踊る自分の身体と向き合うにはとてもいい症状なんだと最近は思います。

やっぱりそれだけこの部分にこういう力が働いてるとか、
重心がちょっと変わると身体の中はどう響き直すかとか、
こう足の裏をついて歩いたらちょっとは楽だとか、
そういう感覚が歪んでるからこそより顕著になるから、
それを感じて発見するのは結構楽しいし、
案外そんなことが踊りになったりするのかもしれないとも思ったりします。
即興なんかでは確実に取り入れる要素です。

・・・そんなこんなで、明日からいよいよ振替公演にむけてのリハーサルが始まります!
震災後、私自身の現実とか世界とか人間に対するペシミスティックな物の見方がかなり変わりました。
数年間結構しんどかったのですが、やっとそこを抜けて
前向きなエネルギーが心身ともに湧いてきたような気がします。
春という季節もあるんでしょうけど・・・。

少しでも3月よりも納得できるものに近づくように、メンバー一同最後まで頑張ります。